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Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜

好調アズロンに勝機なし。サントスが州選手権連覇を達成!
決勝 2nd.leg サントス 2-0 サンカエターノ

 サンパウロ州選手権は5月6日に決勝 2nd.legが行われた。サンパウロのモルンビーで行われた サントス×サンカエターノ は、サントスが 2-0 で勝利をおさめた。この結果、2試合合計は 2-2 のイーブンとなったが、リーグ戦での当該成績 ( 第2節 サントス 3-0 サンカエターノ ) により、サントスが州選手権を制覇した。

 試合は、立ち上がりからサントスが素早い攻撃で相手を圧倒すると、25分に右からのコーナーキックにDFアダイウトンが頭で合わせて先制。その後もサントスは長短織り交ぜたパスワークで何度も決定機を演出した。
 後半も主導権はサントスが掌握。左サイドを起点とする攻撃で何度も相手を崩しにかかった。そして81分、DFクレーベルがドリブルで左サイドを深くえぐると、ゴール前にクロスを供給。これを、FWジョナスに代わって投入されたFWモラエスが頭で叩きつけてゴールに押し込み、サントスが 2-0 とリードを広げた。サンカエターノは、残り9分間で1点でも奪えば優位に立てたが、82分にMFルイス・アウベルトが退場処分を受けて万事休す。サントスは、その後もFWマルコス・アウレーリオやMFゼ・ホベルト、MFホドリーゴ・タバタらが立て続けにシュートを打ち、決して攻撃の手を緩めなかった。そしてタイムアップ。リーグ戦での当該成績でサンカエターノに勝っていたサントスが、昨年に続いて州選手権の優勝を達成した。

 前節を 0-2 で落としていたサントスは、2点差以上をつけて勝たなければならない苦境に立たされていたが、この日の選手たちに気負いはなく、伸び伸びとプレイ。自分たちの得意とするスピーディーなサッカーでサンカエターノを防戦一方に追いやった。左サイドからのチャンスメイクが目立ち、MFゼ・ホベルトとDFクレーベルの2人は相手の脅威となっていた。中身のある勝ち方で州選手権の優勝を果たしたサントス。3日後に控えるカラーカス戦 ( リベルタドーレス ) に弾みをつける意味でも大きなタイトルとなった。

 一方ここまで快進撃を続けてきたサンカエターノだったが、この日は相手のぶ厚い攻撃に圧倒されてしまい、自分たちの長所を生かせなかった。守備に追われるばかりで選手たちには余裕もなく、チャンスも数えるほどでゴールを予感させるシュートもほとんど見られなかった。惜しくもあと一歩のところで優勝を逃したサンカエターノ。サポーターの無念はいかばかりか。

 写真右上; GKルイスの前に入り込む動きから先制点を叩き出したDFアダイウトン ( サントス ) は、嬉しさで表情を歪ませた。
 写真左; DFトリギーニョ ( サンカエターノ / 左 ) を振り切ってドリブルを仕掛けるMFゼ・ホベルト ( サントス / 元ブラジル代表 ) 。
 写真右下; 優勝カップを抱えて満面の笑みを浮かべるGKファービオ・コスタ ( サントス ) 。


サンパウロ州選手権 2007 決勝 2nd.leg (06/05/2007)
サントス 2-0 サンカエターノ
ファービオ・コスタ GK ルイス
クラウディオ・マルドナード
アダイウトン
アーバロス
クレーベル
DF パウロ・セルジオ
マウリッシオ
チアーゴ
トリギーニョ
ホドリーゴ・ソウト
クレーベル・サンターナ
( カルリーニョス )
ペドリーニョ
( ホドリーゴ・タバタ )
ゼ・ホベルト
MF ルイス・アウベルト
グライジソン
( アデミール・ソーパ )
カニンデ
( ガリャルド )
ドウグラス
ジョナス
( モラエス )
マルコス・アウレーリオ
FW ソマーリア
ルイス・エンリーキ
( マルセリーニョ )
アダイウトン 25
モラエス 81
ゴール
ファービオ・コスタ
アーバロス
ジョナス
アダイウトン
イエロー
カード
カニンデ
トリギーニョ
ドウグラス
パウロ・セルジオ
ルイス
ガリャルド
レッド
カード
ルイス・アウベルト
バンデルレイ・ルシェンブルゴ 監督 ドリーバウ・ジュニオール
主審; ジョゼ・エンリーキ・ジ・カルバーリョ
スタジアム; モルンビー ( サンパウロ )
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