Jogo 〜試合速報〜 好調アズロンに勝機なし。サントスが州選手権連覇を達成! 準決勝 2nd.leg サントス 2-0 サンカエターノ
サンパウロ州選手権は5月6日に決勝 2nd.legが行われた。サンパウロのモルンビーで行われた サントス×サンカエターノ は、サントスが 2-0 で勝利をおさめた。この結果、2試合合計は 2-2 のイーブンとなったが、リーグ戦での当該成績 ( 第2節 サントス 3-0 サンカエターノ ) により、サントスが州選手権を制覇した。 試合は、立ち上がりからサントスが素早い攻撃で相手を圧倒すると、25分に右からのコーナーキックにDFアダイウトンが頭で合わせて先制。その後もサントスは長短織り交ぜたパスワークで何度も決定機を演出した。 後半も主導権はサントスが掌握。左サイドを起点とする攻撃で何度も相手を崩しにかかった。そして81分、DFクレーベルがドリブルで左サイドを深くえぐると、ゴール前にクロスを供給。これを、FWジョナスに代わって投入されたFWモラエスが頭で叩きつけてゴールに押し込み、サントスが 2-0 とリードを広げた。サンカエターノは、残り9分間で1点でも奪えば優位に立てたが、82分にMFルイス・アウベルトが退場処分を受けて万事休す。サントスは、その後もFWマルコス・アウレーリオやMFゼ・ホベルト、MFホドリーゴ・タバタらが立て続けにシュートを打ち、決して攻撃の手を緩めなかった。そしてタイムアップ。リーグ戦での当該成績でサンカエターノに勝っていたサントスが、昨年に続いて州選手権の優勝を達成した。 前節を 0-2 で落としていたサントスは、2点差以上をつけて勝たなければならない苦境に立たされていたが、この日の選手たちに気負いはなく、伸び伸びとプレイ。自分たちの得意とするスピーディーなサッカーでサンカエターノを防戦一方に追いやった。左サイドからのチャンスメイクが目立ち、MFゼ・ホベルトとDFクレーベルの2人は相手の脅威となっていた。中身のある勝ち方で州選手権の優勝を果たしたサントス。3日後に控えるカラーカス戦 ( リベルタドーレス ) に弾みをつける意味でも大きなタイトルとなった。 一方ここまで快進撃を続けてきたサンカエターノだったが、この日は相手のぶ厚い攻撃に圧倒されてしまい、自分たちの長所を生かせなかった。守備に追われるばかりで選手たちには余裕もなく、チャンスも数えるほどでゴールを予感させるシュートもほとんど見られなかった。惜しくもあと一歩のところで優勝を逃したサンカエターノ。サポーターの無念はいかばかりか。
写真右上; GKルイスの前に入り込む動きから先制点を叩き出したDFアダイウトン ( サントス ) は、嬉しさで表情を歪ませた。
Regulamento 〜レギュレーション〜
▼ セリエA、セリエB、セリエCの3部構成。 (他の州では、2部構成になっていることが多い。)
▼ 4〜12月に行われる全国選手権とは全く独立した大会。 州選手権の成績と全国選手権の成績は、全くもって無関係。 よって全国選手権で2部落ちしても、州選手権では1部で優勝争いを演じるなどという例もある。 ▼ リーグ戦はそれぞれと1試合ずつ対戦するのみの総当たりで、ホーム&アウェイではない。ホームかアウェイかは抽選で決まる。2007年からリーグ戦の上位4チームによる決勝トーナメントが行われることになった。 Historia 〜歴史〜
ブラジル屈指の強豪が集うサンパウロ州選手権は、毎年ハイレベルな戦いが繰り広げられてきた。
ブラジルには27の州があり、その全ての州で州選手権が行われている。そのなかで最も激しい争いになるのが「サンパウロ州選手権」である。 ブラジル全国選手権は1971年から始まり、以後全国選手権を重視する流れが整ってきた。 だが当然ながら、歴史は州選手権のほうが長い上、全国選手権レベルにないクラブでも州選手権では1部に名を連ねるチャンスが 大きいこともあり、今でも州選手権はブラジル国内で地位の高さと人気との両方を維持できている。 レギュレーションなどは、その州によって様々。 |
Clasificação 〜順位表〜 第19節終了現在
2007年4月11日
(左から 順位/勝ち点/チーム名)
Goleadores 〜ゴールランキング〜
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