Campeonato Carioca 2006 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 執念の逆転も実らず。フルミネンセ、得失点差1足りず敗退。
後期リオ杯 第6節
ボウタ・ヘドンダ 1-2 フルミネンセ リオ・デ・ジャネイロ州選手権の後期リオ杯は、3月18〜19日に第6節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・ハウリーニョ・ジ・オリベイラで行われた ボウタ・ヘドンダ×フルミネンセ は、82分にMFペトコヴィッチが逆転の決勝点をマークして、フルミネンセが勝ち点3を得た。しかし、同勝ち点の2位アメリカーノに得失点差で1及ばず、フルミネンセはグループ3位で準決勝進出の道を絶たれた。 昨年の前後期統一王者決定戦と同じ対戦カードとなったこの試合は、ボウタ・ヘドンダのペースで進んだ。ボウタ・ヘドンダは10分、MFアマラウの左からのセットプレイに、DFカドゥウーがボレーで合わせて先制。以後もボウタ・ヘドンダは自分たちのリズムをつくって試合をコントロールした。ところが、80分に左コーナーキックをDFホージェルがゴールへ結びつけて同点としたフルミネンセは、その2分後にもMFペトコヴィッチがペナルティエリア内に侵入して左足を振りぬき、ゴールネットを揺らし逆転に成功。終盤の2点で勝ち越したフルミネンセが、最終節で勝ち点3を獲得した。 フルミネンセは、FWレアンドロをサンパウロに放出した後期は序盤につまづく苦しいスタートになってしまった。FWトゥッタもコンディションの調整が間に合わず、戦力も整わないまま後期を戦うはめになった。第3節でようやく初勝利をあげたものの、続くバスコ、ボタフォゴとのクラシコで勝ちきれず、引き分けたのがグループリーグ敗退に直結した。昨年は後期を制し、統一王者に輝き、満を持して全国選手権に臨んで常に上位を維持していたリオ・デ・ジャネイロ州きっての強豪も、今季は先行き不透明だ。ペトコヴィッチ、トゥッタと前線でからむことのできる絶対的な点取り屋が欲しいところであろう。 写真; 82分に逆転の決勝弾を決め、感情を爆発させる旧ユーゴスラヴィアからの使者MFペトコヴィッチ ( フルミネンセ ) 。
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