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Campeonato Brasileiro 2005 〜ブラジル全国選手権〜

アトレチコ・パラナエンセに朗報?! 天才ドリブラーが8月上旬にも復帰の見通し。
ダゴベルト、9ヶ月ぶりに戦列復帰か?

 苦労の続くアトレチコ・パラナエンセに朗報が舞い込んだ。昨年のシーズン終盤に負傷し、長い間戦列を離れていたFWダゴベルトが、8月にも復帰するとの見通しが出たのである。リベルタドーレス優勝を逃し、ブラジレイロンでも低迷の続く同クラブにとって、これほど嬉しい話題はない。

 ダゴベルトは、1983年生まれの22歳。持ち前のスピードとテクニックで相手を翻弄し、一人でも局面を打開できるドリブラーだ。過去にセレソンにも選出されたことからもわかる通り、その才能は誰もが認めるところである。2003年にはUAEで行われたワールドユースで優勝を飾っており、その過程では日本代表とも対戦している。さらに、昨年のブラジレイロンでは、FWワシントンに次ぐシーズン14ゴールを叩き出した選手なのだ。チームの主軸であることは、もはや言うまでもないだろう。

 だが昨年のアトレチコ・パラナエンセは、そんなダゴベルトに泣いた一年だった。第36節の対パラナー戦で、試合中に突如右ひざを痛めてピッチに倒れこんでしまったダゴベルトは、そのまま同シーズンを絶望に追い込まれた。そして、アトレチコ・パラナエンセは優勝を目前にサントスに追い抜かれるという屈辱を味わわされた経緯がある。アレーナ・ダ・バイシャーダでは「ダゴベルトがいてくれたら…」との声が絶えなかったという。

 そんなダゴベルトが来月にも復帰するとの見通しが立ち、メディアが騒ぎはじめている。8月10日の第19節対サンカエターノ戦で復帰すると報じられている。ダゴベルトは、現在チームの練習にも合流して汗を流しており、この予測は決して根拠なきものではない。

 依然、下位に低迷中のアトレチコ・パラナエンセだが、ダゴベルトが復帰すれば下半期で巻き返す可能性も、確実に現実味を帯びてくる。一刻も早い天才の復帰が待たれる。

 写真; アトレチコ・パラナエンセに所属するFWダゴベルト。最大の武器であるドリブルは、ホビーニョとも比較されるほどの鋭い切れ味をもっている。

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