予備戦 1st.Leg　シエンシアーノ・デ・クスコ　1-0　ワンデレルス

　今年から冠スポンサーがトヨタ自動車からスペインのサンタンデール銀行に変更。南米最強のクラブチームを決めるコッパ・リベルタドーレスは、1月29〜31日に2008年の予備戦 1st.Legが行われた。ペルーはクスコのエスターディオ・インカ・ガルシラッソ・デ・ラ・ベーガで行われた シエンシアーノ・デ・クスコ×ワンデレルス は、日本人選手のFW澤昌克が決めた先制ゴールが決勝点となり、シエンシアーノが勝利。本戦出場に向けて一歩前進した。

　3,399mの高地クスコで行われた試合は、シエンシアーノが相手を圧倒した。開始直後の３分にワンデレルスがFWペイナードのミドルシュートで相手ゴールを脅かすが、シュートは枠を逸れる。シエンシアーノは11分にFWバッサーロがスルーパスに抜け出してゴールを決めたが、オフサイドでゴールを取り消された。
　序盤から互いに攻め合った試合は、13分に動いた。味方のロングパスをFW澤昌克が胸でトラップすると、詰め寄ったDFミゲル・ブリートスを背に足元でボールをキープ。その直後、体をひねって前を向くや否や２人を振り切り、ペナルティエリアのわずか外から勢いよく左足を振り抜いた。これがニアに突き刺さり、シエンシアーノが先制点を奪った。
　澤は19分にも右からのクロスにニアで合わせたがシュートは枠の外へ。さらに25分には味方のクロスに合わせてファーサイドから飛び込み、胸でゴールに押し込んだが、こちらは不可解なオフサイドによってゴールを取り消された。
　シエンシアーノはその後も攻撃的に試合を進めて相手にスキを与えず、勝利をおさめて敵地での 2nd.Leg に望みをつないだ。

　写真；　低く抑えた力強い弾丸シュートでチームに先制点をもたらしたFW澤昌克 ( シエンシアーノ・デ・クスコ / 最右 ) 。チームメイトに祝福に笑顔をこぼした。

コッパ・リベルタドーレス 2008　予備戦 1st.Leg　(31/01/2008)
シエンシアーノ・デ・クスコ	1-0	ワンデレルス
ファン・アンヘル・フローレス	GK	セルヒオ・アントーニオ・マルティネス
ルイス・マヌエル・マレンゴ カルロス・ソリス フリオ・ロマーニャ・メーナ ( ダニエル・ペラーエス ) ロベルト・カルロス・ギサソーラ	DF	フアン・ダニエウ・アウベス ミゲル・ブリートス エドガル・マルティネス エミリアーノ・テジェーチェア
セーサル・カウアンティコ ファン・カルロス・バサーラル ( エディソン・ウリーベ ) フリオ・ガルシア ( アルド・オルセーセ ) ウィリアン・チローケ	MF	フェルナンド・ファデウイージェ シモン・バンデーロエット ( マティアス・クアロッティ ) ビクトール・ファクンデス アルバーロ・フェルナンデス
澤 昌克 グスターボ・バッサーロ	FW	ファクンド・モンタニョーリ ( ディエゴ・チャベス ) ダニーロ・ペイナード ( セバスティアン・チャルケーロ )
澤 昌克　13	ゴール
カルロス・ソリス セーサル・カウアンティコ	イエロー カード	フェルナンド・ファデウイージェ ミゲル・ブリートス セルヒオ・アントーニオ・マルティネス
フランコ・ナバーロ	監督	ジョルジ・ゴンサウベス
主審；　カルロス・アルフレッド・ベーラ・ロドリゲス スタジアム；　エスターディオ・インカ・ガルシラッソ・デ・ラ・ベーガ　( クスコ )