Campeonato Paulista 2008 〜サンパウロ州選手権 2008〜 決定機連発! 息を呑む攻防戦は甲乙つかずエンパテ。
第6節 ポンチ・プレッタ 0-0 サンパウロ
サンパウロ州選手権は2月2〜3日に第6節が行われた。サンパウロ州カンピーナスのエスタジオ・モイセス・ルカレッリで行われた ポンチ・プレッタ×サンパウロ は、互いに決定的なチャンスを何度もつくったが無得点で引き分けた。 試合は、静かな立ち上がりで始まる。サンパウロは12分にMFジュニオール ( 元ブラジル代表 ) がミドルシュートを放って相手を揺さぶると、31分にはDFミランダがフリーキックに頭で合わせる決定機もつくった。39分にはMFファービオ・サントスのグラウンダーのクロスにFWアドリアーノが詰めるも、相手の体を張った守備で絶好のゴールチャンスを逸する場面もあった。 0-0 で迎えた後半はポンチ・プレッタが盛り返す。後半開始早々、右サイドをえぐったFWマルセーロ・ソアーレスの折り返しを、MFヘナットがインフロントで軽く浮かすとGKホジェーリオ・セーニの正面を突くバイシクルシュートでスタンドの大きな溜め息を誘った。また、74分にはFWマルセーロ・ソアーレスがドリブルで2人をかわしてポストすれすれの際どいシュートで果敢にゴールを狙った。 サンパウロも80分に大きなチャンスを迎えた。後方からのパスを受けたMFジョルジ・ワグネールがFWアドリアーノとのワンツーで一気に前方へと飛び出してシュート。ボールはGKアラーニャの指先に触れてサイドネットを揺らしたが、アラーニャが触っていなければゴールに吸い込まれていたであろう素晴らしいシュートだった。両者ともに決定機を連発しながらもゴールは奪えずエンパテ。 好調なスタートをきって首位戦線にいるポンチ・プレッタと、3年ぶりの州選手権連覇を狙うサンパウロ。どちらにとっても悔いの残る引き分けであった。 写真; 攻撃の主軸として奮闘したFWアドリアーノ ( サンパウロ / 上 ) 。
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