Campeonato Paulista 2008 〜サンパウロ州選手権 2008〜 消えない苦手意識。チモン、アズロンに完敗…
第2節 サンカエターノ 3-1 コリンチャンス
サンパウロ州選手権は1月19〜20日に第2節が行われた。モジ・ミリンのエスタジオ・パパ・ジョアン・パウロ・ドゥイスで行われた サンカエターノ×コリンチャンス は、サンカエターノが堅実にゴールを重ねて勝利をおさめた。"サンカエターノに対する苦手意識は、まだコリンチャンスに残っているようだ。 試合は、序盤からサンカエターノがボールを支配。13分にはスルーパスにFWフィナッズィが抜け出してシュートを放ち、相手ゴールを脅かした。すると19分、MFドウグラスの浮かせたスルーパスにFWファービオ・ルイスが抜け出すと、胸でトラップしたボールを左足で無人のゴールに流し込み、サンカエターノが先制した。そして32分にはMFドウグラスのフリーキックにDFエジソン・ボルジェスが頭で合わせて2点目を獲得した。 押され気味だったコリンチャンスは後半の立ち上がりにDFアンドレ・サントスが角度のないところからゴールポストとクロスバーを同時に直撃する惜しいシュートを放って反撃ののろしを上げる。しかし、サンカエターノは余裕のあるボール回しで、素早い攻撃を続けた。そして71分、左サイドをドリブルで上がったMFアンドレジーニョが相手をひきつけて中央に折り返したボールを、途中出場のFWルアンがニアに決めて勝利を決定づけた。 コリンチャンスは左コーナーキックからMFデンチーニョが頭で1点を返したが、相手との点差を縮めることはできなかった。 チームの完成度が対照的なのは致し方ないとしても、コリンチャンスはアズロン ( サンカエターノの愛称 ) によく負けている。2005年、2006年はブラジル全国選手権で対戦したが、サンカエターノのホームゲームではいずれも苦渋を舐めさせられている。この日の試合は鬼門 ( エスタジオ・アナクレット・カンパネーラ ) ではなかったのだが、それでもアズロンには勝てなかった。悪夢のブラジレイロン2部降格を受けてチームを立て直している最中のコリンチャンス。開幕戦は勝ったが、アズロンに敗れるあたりに脆さが感じられた。 写真; うなだれるコリンチャンスの選手を尻目に、ゴールを決めて喜ぶDFエジソン・ボルジェス ( サンカエターノ / 左 ) 。
|