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Campeonato Gaucho 2008 〜ヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権 2008〜

ホシェンバックがブラジル復帰か?

 グレーミオが、元ブラジル代表のMFファービオ・ホシェンバック ( ミドルズブラ ) を獲得する計画を水面下で進めていることが、地元のラジオ局ラジオ・ガウーシャの報道で明らかとなった。

 グレーミオはこのオフシーズンに中盤の柱であったMFジエーゴ・ソウザをパウメイラスに奪われ、その穴を埋めようと躍起になっているところ。現時点ではMFソウザ ( サンパウロ ) の獲得交渉を進めているが、ソウザ放出の意志がサンパウロ側にないことからこの計画が浮上したという。

 これを報じたラジオ・ガウーシャは、ファービオ・ホシェンバックの父であるファリス・ホシェンバック氏と接触。インタビューに対して、同氏は次のように答えている。
 「私自身もこの件を知ったのはインターネット。本当か否かを確かめるべくファービオに電話してみたところ、彼は"グレーミオの幹部と電話で話した"と嬉しそうに言っていた。私自身にとっても息子が帰ってきてくれるのは非常に嬉しい。できるだけファービオの力になって、移籍成立の手助けができればと思っている」

 この際、同氏は「ミドルズブラがプレミアリーグ終了後にファービオを手放す意志がある」ことを公にするつもりはなかったらしい。しかし、息子の凱旋帰国に舞い上がってしまい、ついつい正直に答えてしまったのだとか。
 「(ファービオは)昨季はクラブ内で確執があったそうだが、監督が替わった今季は試合にも多く出られるようになってモチベーションも上がっているようだ。しかし、彼にはブラジルに帰ってサッカーをしたいという意志がある。もちろんクラブ間での交渉が進むかどうかがカギだが、私は息子の帰国を信じている」

 ファービオ・ホシェンバックは、グレーミオの宿敵であるインテルナシオナウで若くして才能を開花。2001年に日本で開催された第1回FIFAコンフェデレーションズ・カップではセレソンの右サイドで輝きを見せると、19歳でバルセロナ ( スペイン ) に移籍。以後、スポルティング ( ポルトガル ) など欧州各国を渡り歩いている。現在26歳。帰国に固執する年齢ではないが、この年齢でブラジルに戻れば、一線級の選手として重宝されることは容易に想像できる。
 ホシェンバックのブラジル復帰を、グレーミオのサポーターも楽しみにしているとのこと。

2008年1月25日
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