かつてセレソン ( ブラジル代表 ) の監督も務めた経歴をもつバンデルレイ・ルシェンブルゴ氏 ( サントス監督→後日パウメイラス監督に就任 ) が、ブラジルサッカー界に異例の苦言を呈した。

　ルシェンブルゴは、近年目立っているブラジル人の他国帰化に言及。7年後のセレソンに悪影響が及ぶことを嘆いている。
　「有能なブラジル人選手の中には、他国の代表に入るべく積極的に帰化する傾向が数年続いている。デコ(コリンチャンス→FCポルト→バルセロナ)、マルコス・セーナ (サンカエターノ→ビジャレアル) らはその典型だ。有能なブラジル人の帰化は、近い将来セレソンの成長にも悪い影響を及ぼす」

　また、同氏はブラジル人選手が最近「サッカー小国」に移籍する傾向にも言及している。
「ウクライナやトルコといった国に移籍して何になるんだ？　ブラジルでサッカーを続けている方がセレソンへの近道だと思う」と持論を展開した。
　補足までに、ルシェンブルゴは日本のプロリーグ「Ｊリーグ」に対しては、わりと好意的だとか。