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Campeonato Brasileiro 2007 〜ブラジル全国選手権 2007〜

レアンドロ・アマラウの来日はボツ

 バスコ・ダ・ガマ不動のエースストライカーとして知られるFWレアンドロ・アマラウにJリーグ入りの噂が飛び交っていたが、この噂は噂のままで消えることとなった。リオ・デ・ジャネイロの地元紙が報じている。

 レアンドロ・アマラウは、サンパウロ州出身のセンターフォワード。長身ではないが跳躍力があり、空中戦に強いストライカーである。この選手を、密かに狙っていたのが鹿島アントラーズだった。

 アントラーズを指揮するオズワウド・ジ・オリベイラ監督は、アントラーズ就任前からずっとレアンドロ・アマラウを気にかけており、同選手を高く評価していたという。現にレアンドロ・アマラウは今年のブラジレイロンで15ゴールをマーク。今季のバスコではもっかチーム内得点王だ。オリベイラ監督は「(かの名手)カレッカの再来」と称賛。レアンドロ・アマラウに一目を置いてきたようだ。

 だが、ここまでの評価をされた同選手が来日を断念するに至ったのは個人的な事情によるもの。「オズワウド・ジ・オリベイラは素晴らしい監督であり、かつ人格者。私も個人的に尊敬しているし、彼の下でプレイしたい気持ちもなくはない。でも今は今季の疲れが残っているし、海外移籍を考える余裕もない。オフシーズンは母国で家族とゆっくり過ごしたい」と語った。本人に国外移籍の意志がまったくないとのこと。

 当の本人が来日に難色を示している以上、話は自然消滅となった。マルキーニョスと組む強力2トップの構想は、現実に変わることはなく消滅する運命に終わり、そしてレアンドロ・アマラウはバスコからフルミネンセに移籍することとなった。

2007年12月6日
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