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Campeonato Carioca 2008 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2008〜

元J戦士が織り成す新生フルミネンセ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権は1月19日に開幕する。これに先駆けて行われたプレシーズンマッチで、同州の名門フルミネンセはスポルチ・カピシャーバとの親善試合を 2-1 で制した。この親善試合で活躍したのは元Jリーガーの2人だった。

 ストライカーの補強に力を注いだフルミネンセは、まずボタフォゴのエースFWドドー ( 元大分トリニータ ) を獲得。そして、ブラジレイロンの得点王記録保持者でもあるFWワシントンを浦和レッズから獲得した。この元Jリーガー2人に加えて、バスコ・ダ・ガマからはFWレアンドロ・アマラウを獲得。この親善試合では、レアンドロ・アマラウ、ドドー、ワシントンの3トップが実現した。

 この強力な3トップの後ろで中盤の軸として期待されているのは、MFチアーゴ・ネービス ( 元ベガルタ仙台 ) 。昨年加入するや否や中盤の要として抜擢され、シーズンを通して高いレベルを維持し、クラブの信頼を勝ち取った。

 チアーゴ・ネービス、ドドー、そしてワシントン。かつてJリーグで活躍した3人のブラジル人が揃って出場した同試合では、ゴールを決めたドドーとワシントンがハイタッチを交わす場面も見られた。
 ワシントンはこの試合後「ドドーとの連携は悪くなかったと思う。フルミネンセはとても親しみのあるクラブで、チーム全体が家族みたいだ。ここなら頑張れると改めて感じた」と述べて、母国でのプレイに自信をみなぎらせている。浦和を離れることを寂しがり涙を流したワシントンも、ポルトガル語で心を通じ合わせることのできる母国ブラジルは居心地がいいのであろう。

 ブラジル全国選手権の得点王記録を大幅に更新した2004年シーズン以来、3年ぶりに母国ブラジルに戻ってきたワシントン。このクラブにMFジャジソンはいないが、成熟しつつあるチアーゴ・ネービスがいるフルミネンセでも、ワシントンならきっとゴールを量産するに違いない。

 写真; この試合でゴールを決めたFWドドー ( 元大分トリニータ ) に駆け寄りハイタッチを交わすFWワシントン ( フルミネンセ / 左 ) 。

2008年1月13日
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