Copa NISSAN Sudamericana 2007 〜 コッパ・スダメリカーナ 2007 〜 ホマーリオ"選手兼監督代行"の采配も実らず。バスコ、準々決勝で敗退。
準々決勝 2nd.Leg
バスコ・ダ・ガマ 1-0 クルブ・アメリカ コッパ・スダメリカーナは、10月24日に各地で準々決勝 の 2nd.Leg が行われた。ブラジルはリオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われた バスコ・ダ・ガマ×クルブ・アメリカ は、FWレアンドロ・アマラウがゴールを決めてバスコ・ダ・ガマが勝利した。しかし、2試合合計でバスコはクルブ・アメリカを上回れず。クルブ・アメリカが準決勝に駒を進めた。 試合は、2点差を逆転しなければならないバスコが開始から攻勢に出ると、11分に左コーナーキックをFWレアンドロ・アマラウが右足でゴールに沈めて先制した。しかし、クルブ・アメリカは冷静に攻撃を組み立てていき、3トップがそれぞれにシュート。FWヘルマン・ビジャのシュートはオフサイドをとられたものの、ゴールネットを揺らせたことで攻撃の形はつくった。 前半からベンチ前で大声を出していたホマーリオ監督は後半、2点目が遠い自軍の攻撃を見かねると、まず57分にMFマルセリーニョを投入。そしてその10分後には、自らウェアを脱いでピッチに登場した。"選手兼監督"が自らの采配で途中出場を果たした瞬間だった。FWホマーリオは76分にボレーシュートを打ったがゴールは揺らせず。その後のFWエニウトンの投入も功を奏さなかった。結論を言えばクルブ・アメリカが堅実に守って最少失点に留めた試合。準決勝進出の権利は、クルブ・アメリカが手にした。 バスコ・ダ・ガマは、ブラジレイロンでの低迷が契機となってセウソ・ホッシ監督を解任。しかし後任監督がなかなか決まらなかったため、選手最年長のFWホマーリオ ( 元ブラジル代表 ) を監督代行として抜擢した。すでにチームでは親分的存在となっているホマーリオが監督代行を務めることに違和感はなかったが、久々にピッチに登場した「選手ホマーリオ」の動きは多少重そうだった。前節の敗北が響いてのスダメリカーナ敗退。このチームに残された今季の課題は、ブラジレイロンの1部残留だけだ。
写真右上; 11分に先制のゴールを決めたFWレアンドロ・アマラウ ( バスコ・ダ・ガマ ) 。
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