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Campeonato Brasileiro 2007 〜ブラジル全国選手権 2007〜

ニウマールの古巣復帰戦、フェルナンドンの2発で勝利を飾る。
第35節 バスコ・ダ・ガマ 1-2 インテルナシオナウ

 ブラジル全国選手権は11月3日〜4日に第35節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われた バスコ・ダ・ガマ×インテルナシオナウ は、FWフェルナンドンの2ゴールでインテルナシオナウが勝利をおさめた。

 試合は、4分にMFマグロンのボレーシュートがゴールポストを直撃。8分にはFWニウマールが胸トラップで相手のマークをかわすとペナルティエリアの手前でループシュート。枠を越えたが、インテルナシオナウは序盤から確実に決定機をつくった。そして16分、味方のロングフィードに反応したFWニウマールが胸でトラップしたボールを横に軽く流してFWフェルナンドンの先制ゴールをお膳立てした。
 序盤守勢を強いられたバスコは、MFダリオ・コンカのクロスからシュートまで持ち込んだ31分を境に反撃を開始するも、シュートが決まらず無得点で前半を折り返した。

 後半は互いに攻め合い、インテルはFWニウマールが、バスコはFWホマーリオやDFワグネール・ジーニスらがそれぞれ決定的な場面を演出する。一進一退の攻防が続き迎えた75分、途中出場のFWホージェルがドリブルでペナルティエリアに侵入したところにDFフーベンス・ジュニオールがスライディングをかました。FWホージェルが倒されたわけではなく、一見フェアなタックルと思われたが、主審はDFフーベンス・ジュニオールの反則をとってインテルナシオナウにPKを与えた。主審曰く「スライディングの際スパイクの裏で削りにいったから」。このPKをFWフェルナンドンが冷静に決めて2点差としたインテルナシオナウは、後半ロスタイムに1点を献上したが逃げ切った。

 今季はFWホマーリオの1,000ゴール達成など明るい話題も豊富で、一時は首位争いまでしていたはずのバスコ。ところが、現在はずるずると順位を下げて12位まで落ち、スダメリカーナ出場圏内からも漏れてしまった。バウジール・エスピノーザ新監督が選手の特徴を把握するにはまだ時間がかかりそう。残り3試合をどう乗り越えるのか。

 一方インテルナシオナウはFWフェルナンドンの2ゴールで優位に試合を進めることができたが、この試合で異彩を放っていたのは、これが古巣復帰後の初戦となったFWニウマール ( 元U-20ブラジル代表 ) であった。ニウマールは負傷明けでフル出場とはいかなかったが、序盤から積極的にゴールを狙って、持ち味であるスピードを生かした攻撃を披露。先制ゴールのアシスト以外にも、トラップで相手を抜いたり、キーパーとの1対1もフェイントであっさりかわしてみせた。今後出場を重ねて試合観が戻れば、以前の輝きを取り戻すであろうことは想像に難くない。

 写真; 2点を決めて勝利をもたらしたFWフェルナンドン ( インテルナシオナウ / 右 ) 。左はこの試合が古巣での復帰戦となったFWニウマール。


ブラジル全国選手権 2007 第35節 (04/11/2007)
バスコ・ダ・ガマ 1-2 インテルナシオナウ
カッシオ GK クレーメル
ワグネール・ジーニス
ルイゾン
ジョルジ・ルイス
( ペルジゴン )
フーベンス・ジュニオール
( ジュリオ・サントス )
DF インジオ
ソロンド
( シジネイ )
オロスコ
エウデル・グランジャ
アンドラージ
( ホマーリオ )
アマラウ
レアンドロ・ボンフィミ
ダリオ・コンカ
MF エジーニョ
マグロン
イアルレイ
( アドリアーノ )
パブロ・ギニャスー
アラン・カルデッキ
レアンドロ・アマラウ
FW フェルナンドン
ニウマール
( ホージェル )
レアンドロ・ボンフィミ 91 ゴール 16 フェルナンドン
77 フェルナンドン
ルイゾン
ジョルジ・ルイス
ダリオ・コンカ
イエロー
カード
オロスコ
イアルレイ
パブロ・ギニャスー
バウジール・エスピノーサ 監督 アベウ・ブラーガ
主審; ロウリーバウ・ジーアス・リーマ・フィーリョ
スタジアム; エスタジオ・サン・ジャヌアーリオ ( リオ・デ・ジャネイロ )
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