Copa NISSAN Sudamericana 2007 〜 コッパ・スダメリカーナ 2007 〜 理想的な逆転劇。バスコ、2点差をひっくり返して準々決勝進出!
決勝トーナメント1回戦 2nd.Leg
バスコ・ダ・ガマ 3-0 ラヌース コッパ・スダメリカーナは、9月26日に各地で決勝トーナメント1回線の 2nd.Leg が行われた。ブラジルはリオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われた バスコ・ダ・ガマ×ラヌース は、FWレアンドロ・アマラウの2ゴールなどでバスコが快勝。1st.Leg を 0-2 で落としていたバスコは、この勝利で2試合合計 3-2 と逆転、準々決勝の切符を手にした。 試合は、開始からバスコが積極的にボールをまわしたが、ラヌースは冷静な守備でゴールを死守。ラヌースの陣内で激しい攻防が展開された。試合が動いたのは31分、右コーナーキックからGKボッシオが弾いたところにFWレアンドロ・アマラウが反応。窮屈な体勢から左足を振り抜き、ニアにシュートを決めてバスコが先制した。 勢いに乗ったバスコは後半も立て続けに攻める。すると76分に右サイドでドリブルを仕掛けたDFワグネール・ジーニスがFWレアンドロ・アマラウとのワンツーでペナルティエリアに侵入。GKボッシオの脇をすり抜けるシュートで追加点をあげると、終了間際には左サイドからのクロスをFWギリェルメが頭で流して最後はFWレアンドロ・アマラウがこの日2点目のゴールをゲット。3-0 でラヌースを振り切った。 大会序盤を順調に勝ち抜いてきたバスコ・ダ・ガマは、理想的なスコアで勝利をおさめた。敵地での 1st.Leg を 0-2 で落としていたこともあり、敗北はおろかアウェイゴールを相手に与えることもできない厳しい状況にあっただけに、セウソ・ホッシ監督は試合後「選手たちはよくやってくれた」と手放しで称賛したという。2点を決めたFWレアンドロ・アマラウは「サポーターの期待に応えられてほっとした」と笑顔でコメント。逆境を跳ね返したことで、次の準々決勝にも自信をもって臨めるはずだ。 一方ラヌースにとっては悪夢の90分となった。試合後、ラモン・カブレーロ監督は主審のバスコ寄りのジャッジに不満を漏らしたそうだが、試合を見た限りラリオンダ主審は公平に裁いていた。敗因は、最終ラインがバスコの流動的な攻撃に翻弄されたことによるものが大きい。2点のリードを守ろうとする意識が強すぎたのか、守りきれずに敗退が決まったラヌース。この敗戦のショックがリーグ戦に悪く影響しなければよいが…。 写真右上; この試合2ゴールと活躍したFWレアンドロ・アマラウ ( バスコ・ダ・ガマ ) 。今や押しも押されぬバスコのエースストライカーである。
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