|
Copa NISSAN Sudamericana 2007 〜 コッパ・スダメリカーナ 2007 〜 カウンターでサンパウロを沈めたミジョナリオス、敵地で先勝。
準々決勝 1st.Leg サンパウロ 0-1 ミジョナリオス
コッパ・スダメリカーナは、10月10日に各地で準々決勝 の 1st.Leg が行われた。ブラジルはサンパウロのモルンビーで行われた サンパウロ×ミジョナリオス は、終盤にFWエドゥアルド・サパータが貴重なアウェイゴールをゲット。ミジョナリオスが敵地で勝利をおさめた。 試合は、序盤からサンパウロがボールを支配したが、相手の堅い守備に苦労して決定機をつくれない。前半唯一の決定機は28分。パスを細かくつないで最後はMFウーゴがシュートするも、ボールはクロスバーのわずか上を超えてしまった。 0-0 で迎えた後半、ムリシ・ハマーリョ監督は動きの冴えないMFソウザに代えてMFジョルジ・ワグネールを投入。するとサンパウロが徐々に相手ゴールを脅かしていく。48分にセットプレイを得たサンパウロはMFジョルジ・ワグネールがゴール前にクロス。DFミランダが後頭部でファーを狙ったがシュートは惜しくも枠外に逸れた。62分にはMFジョルジ・ワグネールの右コーナーキックにDFブレーノがヘディングシュート。これも枠には飛ばなかったが、MFジョルジ・ワグネールの投入はサンパウロの攻撃に確かなアクセントをもたらした。 だが、ゴールをこじ開けたのは押されていたミジョナリオスだった。85分、自陣でマイボールにすると味方のパスをFWリカルド・シシリアーノが前線にダイレクトパス。途中出場のFWエドゥアルド・サパータがトップスピードで最終ラインの裏に抜け出すと、ドリブルで前方に突進。食いさがるDFアンドレ・ジーアスを振り切ってペナルティエリアに侵入するや否や、ニアにシュートを突き刺した。このゴールが決勝点となり、ミジョナリオスが勝利した。 サンパウロは、キーパーと前線の顔ぶれは変えつつもほぼベストと言える面子を揃えて試合に臨んだ。この試合のシュート数は11対2。ボール支配率も含めてサンパウロが圧倒していた。しかし、ミドルシュートは宙に浮き、綺麗に合わせたセットプレイからのシュートもことごとく枠を外れるなど、運に見放されて無得点に終わったサンパウロにもたらされた結果は、アウェイゴールを献上してしまう痛恨の敗北。次節、敵地で逆転するにはGKホジェーリオ・セーニとFWアロイージオのスタメン出場が必要と思われるが、ムリシ・ハマーリョはどんな策を練ってくるのだろうか。 対するミジョナリオスは、15分にFWリカルド・シシリアーノがシュートを放った以外ではほとんど見せ場がなく、守備重視で試合を進めていた。マリオ・バネメーラ監督は「負けなければいい。引き分けでも充分だと思っていた」と述べたが、結果は監督の望んだ以上のものとなった。力強いドリブルでゴール前に突進してシュートを決めたFWエドゥアルド・サパータがこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたが、このゴールをお膳立てしたFWリカルド・シシリアーノの判断力も一級品と言っていい。サンパウロの最終ラインがセンターライン付近まで上がっていたことを確認すると、味方のパスをトラップするや否や間髪入れずにスルーパス。シシリアーノの英断がなければ、ミジョナリオスに勝利はなかった。 貴重なアウェイゴールで勝ったミジョナリオス。次節をしのげば、準決勝進出だ。 写真； 85分に値千金のゴールを決めたFWエドゥアルド・サパータ ( ミジョナリオス ) は、チームメイトの厚い祝福を受ける。11番はFWカルロス・ビジャグラ。
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
