Copa NISSAN Sudamericana 2007 〜 コッパ・スダメリカーナ 2007 〜 今年も無視できないメヒコの風。クルブ・アメリカ、ベスト4に前進。
準々決勝 1st.Leg クルブ・アメリカ 2-0 バスコ・ダ・ガマ
コッパ・スダメリカーナは、10月10日に各地で準々決勝 の 1st.Leg が行われた。メキシコは首都メキシコシティのエスターディオ・アステカで行われた クルブ・アメリカ×バスコ・ダ・ガマ は、後半にゴールを重ねたクルブ・アメリカが快勝。準決勝進出に向けて一歩前進した。 試合は、クルブ・アメリカが開始からボールを支配。2分にDFヘルマン・ビジャの左からのパスをMFファン・モスケーダがシュート。18分にはFWルーカス・マルティン・カストロマン ( 元ベレス ) がシュート。枠外に逸れたが、攻撃で良い形をつくって相手を脅かした。バスコも9分にMFダリオ・コンカが思いきりよくミドルシュートを放ったが、前半の主導権は明らかにクルブ・アメリカにあった。 クルブ・アメリカの攻撃は後半、実を結ぶ。48分にMFモスケーダとFWカストロマンの連携から決定機をつくると、52分に先制。右コーナーキックにDFドゥイーリオ・ダビーノが頭で合わせてゴールに沈めた。78分には、ドリブルで前進したMFファン・モスケーダのスルーパスにDFリカルド・ロハスが反応。右サイドの深い位置から中央に折り返して、FWエルナン・ロドリーゴ・ロペスのゴールをアシストした。クルブ・アメリカが、ホームで盤石の試合運びをみせて快勝した。 国内リーグのみならず、南米サッカー連盟 ( CONMEBOL ) 主催の国際大会でも近年活躍の目立つクルブ・アメリカは、この日も実力の高さを証明。試合の運び方も、連携も、バスコより高い次元にあった。ベレスから獲得したFWカストロマンを加えた3トップも機能しており、ケガ人さえ出さなければ決勝進出もありえるだろう。 一方バスコもチャンスはつくっていたが、相手を崩しきるシーンは少なく、満足のいく試合はできていなかった。先制された直後にDFジュリオ・サントスが退場すると、以降は攻守に冴えが見られなかった。次節、サン・ジャヌアーリオで2点差をひっくり返せるか。ラヌース戦の再現を、バスカーナは期待している。 写真; 78分、ゴール前でフリーになったFWエルナン・ロドリーゴ・ロペス ( クルブ・アメリカ / 右 ) は、右足で無人のゴールにシュートを押し込んだ。
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