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Campeonato Brasileiro 2007 〜ブラジル全国選手権 2007〜

降格に怯えるチーム同士の一戦。アトレチコ・ミネイロが意地を見せる。
第32節 アトレチコ・ミネイロ 1-0 バスコ・ダ・ガマ

 ブラジル全国選手権は10月20〜21日に第32節が行われた。ベロ・オリゾンチのミネイロンで行われた アトレチコ・ミネイロ×バスコ・ダ・ガマ は、DFマルコスのゴールで先制したアトレチコ・ミネイロが勝利をおさめた。

 試合は、7分にFWエニウトンが遠めから、19分にはMFビルーがそれぞれシュートを放ち、バスコが果敢に攻める場面が目立つ。しかし、36分にDFエドゥアルドに2枚目のイエローカードが出てバスコが一人少なくなると、押され気味のアトレチコ・ミネイロが徐々に盛り返していった。
 後半開始早々に試合は動いた。47分、アトレチコ・ミネイロは右コーナーキックから2度シュートを放つもGKシウビオ・ルイスがファインセーブ。しかし、GKシウビオ・ルイスも3度目のシュートは防ぎきれず、DFマルコスにシュートを決められてしまった。ゴール前の混戦を得点に結びつけたアトレチコ・ミネイロは、数的優位を盾に相手を圧倒。追加点こそ奪えなかったがリードを守りきって、サポーターに勝利をプレゼントした。

 屈辱の2部落ちからたった1年で1部に昇格したアトレチコ・ミネイロは、再び2部降格の危険に怯えながらシーズンを戦っている。この試合で負ければ勝ち点は40の据え置き。コリンチャンスの結果如何では降格圏内突入もありえる状況にあった。是が非でも勝ち点が欲しい状況で最高の結果を得たアトレチコ・ミネイロ。順位も13位まで上げ、1部残留に向けて一歩前進することができた。今後も厳しい戦いが続くが、ブラジレイロン初代王者の意地で苦難を乗り越えられれば御の字であろう。

 一方バスコは、勝てばダンゴ状態の降格争いから逃れられたわけだが、勝ち点をとりこぼして順位を下げてしまった。頼みのFWレアンドロ・アマラウが押さえこまれると攻め手を欠くのが今のバスコの欠点であり、これを克服しなければ2部落ちの危機にさらされる可能性もある。セウソ・ホッシ監督はいかなる手を打つのか。

 写真; 試合中、接触してきた相手に顔をしかめながら文句を言い放つGKシウビオ・ルイス ( バスコ・ダ・ガマ / 左 ) 。しかし、彼が気持ちを前面に出してもバスコは勝ち点を取りこぼした。


ブラジル全国選手権 2007 第32節 (21/10/2007)
アトレチコ・ミネイロ 1-0 バスコ・ダ・ガマ
ジュニーニョ GK シウビオ・ルイス
ジェルソン
マルコス
レアンドロ・アウメイダ
ヒカルジーニョ
DF ワグネール・ジーニス
ジョルジ・ルイス
ビウソン
エドゥアルド
マルシーニョ
( マルキーニョス )
ビルー
シャベス
ダニリーニョ
MF アマラウ
アンドラージ
ペルジゴン
( アラン・カルデッキ )
ダリオ・コンカ
( ギリェルメ )
エーデル・ルイス
バンデルレイ
( マリーニョ )
FW エニウトン
( ハファエウ )
レアンドロ・アマラウ
マルコス 47 ゴール
レアンドロ・アウメイダ イエロー
カード
ビウソン
レッド
カード
エドゥアルド
エメルソン・レオン 監督 セウソ・ホッシ
主審; ウィウソン・ジ・ソウザ・メンドンサ
スタジアム; ミネイロン ( ベロ・オリゾンチ )
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