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Copa América 〜 コッパ・アメリカ 2007 〜

不振の続いた"イケメン"デランテーロ(※)、ハットトリックで復活!
グループC 第1節 パラグアイ 5-0 コロンビア

 コッパ・アメリカはマラカイーボでグループリーグの2試合が行われた。ベネズエラはマラカイーボのエスターディオ・ホセ・パチェンチョ・ロメーロで行われた パラグアイ×コロンビア は、FWロケ・サンタクルスのハットトリックなどでパラグアイが大勝した。

 慎重な立ち上がりで始まった試合で最初にチャンスをつくったのはコロンビア。17分、FWウーゴ・ローダジェッガのパスをFWペレアがシュート。GKカレーロがファインセーブでゴールを守ったが、コロンビアは19分にも2トップの速攻でチャンスメイク。そして相手を押し始めたコロンビアは28分に、MFフェレイラがペナルティエリアで倒されてPKを獲得した。ところが、MFアルバーロ・ドミンゲスのキックは、コースを完全に読んでいたGKフスト・ビージャルに止められてしまった。コロンビアは良い流れで試合を進めていたが、このPK失敗によって主導権を握りそこねてしまった。

 すると、失点の危機を免れたパラグアイが試合の流れを引き寄せると、30分に先制。自陣からのロングフィードにFWロケ・サンタクルスが飛び出すとGKカレーロを引きつけてシュート。ゴールにうまく転がした。
 先制ゴールを決めたFWサンタクルスは後半の立ち上がり早々にも得点。カウンターから前線でボールを受けると、相手のマークにうまく体を入れながらのドリブルで一気にペナルティエリアまで侵入。角度のないところから強引にシュートを決めた。波に乗ったサンタクルスは79分にもDFカルロス・ボネのクロスに頭で合わせてハットトリックを達成。長い間不振の続いていたエースストライカーの復活で優位に立ったパラグアイは、終盤にはFWカバーニャスが2点を加えて大勝した。

 悩めるエースの鮮やかな復活劇。この日特筆すべき選手はFWロケ・サンタクルスだ。代表では期待通りの結果を残せない日が続き、一部ではサンタクルス不要論まで飛び交うなど、これまでサンタクルスへの風当たりは強かった。昨年のワールドカップでは無得点に終わり、大舞台で結果の出せない選手と揶揄されることもあった。そんなサンタクルスが大舞台で久々のゴールゲット。しかもハットトリックを達成した。同選手の復活で華々しい勝利を飾ったパラグアイ。スーパーサブFWカバーニャスも2ゴールと、同代表を取り巻く空気は非常に明るい。

 コロンビアのピント監督は試合後言葉少なではあったが、、前半のPK失敗を悔やんでいた。それもそのはず。前半は何度か見せ場をつくり、良いリズムで攻撃を展開できていた。27分のPKが決まっていれば、試合の流れは違ったものになっていたことは明白だった。結果的に5失点で大敗したコロンビア。グループリーグ突破が非常に苦しくなった。

※デランテーロ … 「フォワード」を意味するスペイン語。

 写真; ハットトリックを達成したFWロケ・サンタクルス ( パラグアイ ) 。


コッパ・アメリカ 2007 グループC 第1節 (28/06/2007)
パラグアイ 5-0 コロンビア
フスト・ビージャル GK ミゲル・アンヘル・カレーロ
フリオ・セーサル・カセレス
パウロ・ダ・シルバ
クラウディオ・モレル・ロドリゲス
ダリオ・ベロン
DF イバン・コルドーバ
ハビエル・アリサーラ
( ブラディミール・マリン )
ヘラルド・バジェーホ
マリオ・ジェペス
カルロス・ボネ
エドガル・バレート
クリスティアン・リベーロス
ホナタン・サンターナ
( エンリケ・ベーラ )
MF アルトゥーロ・フェレイラ
ファビアン・バルガス
ジョン・エドゥイス・ビアファーラ
アルバーロ・ドミンゲス
( マクネリ・トーレス )
オスカル・レネ・カルドーソ
( サルバドール・カバーニャス )
ロケ・サンタクルス
( ダンテ・ロペス )
FW エディホン・ペレア
ウーゴ・ローダジェッガ
( ルイス・ガブリエル・レイ )
ロケ・サンタクルス 28
ロケ・サンタクルス 65
ロケ・サンタクルス 79
サルバドール・カバーニャス 84
サルバドール・カバーニャス 87
ゴール
ヘラルド・マルティーノ 監督 ホルヘ・ルイス・ピント
主審; ホルヘ・ラリオンダ ( ウルグアイ )
スタジアム; エスターディオ・ホセ・パチェンチョ・ロメーロ ( マラカイーボ )
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