Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 ビラ・ベウミーロではやっぱり強いサントス、逆転勝利でベスト4へ。
準々決勝 2nd.Leg サントス 2-1 クルブ・アメリカ
コッパ・リベルタドーレスは、5月22〜24日に準々決勝の 2nd.Leg が各地で行われた。メキシコは首都メキシコシティのビラ・ベウミーロで行われた サントス×クルブ・アメリカ は、後半逆転したサントスが準決勝進出を決めた。 試合は、サントスが序盤から攻勢に出るも先制したのはクルブ・アメリカ。32分、左サイドでボールをトラップしたFWダニエル・ビロスがワンツーで一気に駆け上がると、ゴール左隅ぎりぎりのところに鋭いシュートを突き刺した。GKファービオ・コスタも反応はしたが、わずかに届かなかった。サントスは主導権を握ってはいたが、相手の堅い守備に手を灼き、前半はクルブ・アメリカの1点リードで折り返した。 だが後半、攻め続けたサントスの執念が実る。まずは64分にMFクレーベル・サンターナが遠めから蹴ったシュート性のボールがゴール前にいたFWジョナスの足元へ飛ぶ。ジョナスはこれを冷静にゴールに沈めて同点に追いついた。ようやく点が決まってリズムの出たサントスは70分、左サイドでDFクレーベルが蹴ったフリーキックを、MFホドリーゴ・ソウトが頭で合わせてゴールネットへ。わずか6分で2点を決めて逆転に成功したサントスがこのまま逃げ切って勝利をおさめた。 サントスは、序盤から主導権を握ってはいたが、オフサイドやファウルをとられるシーンが相次ぎ、攻撃のリズムはあまりよくなかった。ルシェンブルゴ監督が前半終了と同時に主審に詰め寄って抗議する場面も見られた。それでも後半は持ち前の勝負強さを発揮して2点をゲット。サポーターの声援に応える勝利で、準決勝進出を決めた。次はグレーミオとの同国対決。壮絶な死闘が予想されるが、勝ち進む力をサントスは持っているはずだ。 一方敗れたクルブ・アメリカも内容は決して悪くはなかった。アウェイゴールを奪って迎えた87分にはFWネルソン・クエーバスのドリブルでチャンスメイク。ビラ・ベウミーロに集ったサンチスタのブーイングにびくともせず最後まで善戦した。北中米王者としての意地をみせてくれた。
写真右上; 64分に同点ゴールを決めたFWジョナス ( サントス ) 。
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