Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 ルーカス不在も何のその。グレーミオ、PK戦を制して準決勝進出!
準々決勝 2nd.Leg グレーミオ 2-0 (PK: 4-2) デフェンソール・スポルティン
コッパ・リベルタドーレスは、5月22〜24日に準々決勝の 2nd.Leg が各地で行われた。ブラジルはポルト・アレグレのエスタジオ・オリンピコで行われた グレーミオ×デフェンソール・スポルティン は、前半2点をリードしたグレーミオが勝利。2試合合計 2-2 でPK戦にもつれこんだ末、グレーミオが準決勝進出を果たした。 試合は、開始1分にMFジエーゴ・ジ・ソウザのシュートでデフェンソール・スポルティンが攻撃の口火を切るも、グレーミオは10分にMFサンドロ・ゴイアーノ、17分にはFWトゥッタがそれぞれシュートを打ち、緊迫した展開で幕を開けた。試合が動いたのは22分。前線で張っていたトゥッタがファウルを受けてグレーミオにフリーキックが与えられると、これをMFチェコが直接決めて先制した。先制して勢いが出たグレーミオは前半終了間際に追加点を奪取。MFチェコのフリーキックは相手に跳ね返されるも、セカンドボールを拾うと、MFサンドロ・ゴイアーノがスルーパス。前線に残っていたDFテコが左足でニアに沈めた。デフェンソール・スポルティンはオフサイドを主張したが認められなかった。 2-2 のイーブンとなった後半は壮絶な攻撃の応酬となるが、互いに詰めが甘く無得点で終了。PK戦にもつれこんだ。 そのPK戦、先攻のデフェンソール・スポルティンがファウデビージェ、ペイナードが立て続けにはずしたのに対し、グレーミオは4人全員が決めて準決勝の切符を手にした。 1st.Leg を 0-2 で落としていたグレーミオ。必要最小限のギリギリのスコアでの準決勝進出ではあったが、敗退と背中合わせの厳しい状況を見事に克服したあたりにチームの結束力が垣間見えた。負傷中のMFルーカスが依然として戦列に復帰できていない中、MFチェコを中心とした他の面々がルーカスの穴をカバーしている。次はサントスとの同国対決。厳しい戦いはまだまだ続くが、グレーミオ優勝の可能性も確実に高くなってはきている。
写真右上; PK戦で勝利が決まった瞬間、グレーミオの選手たちは喜びを爆発させた。
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