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Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜

90分を楽々消化。ボカ、順当にベスト4進出。
準々決勝 2nd.Leg リベルター 0-2 ボカ・ジュニオールス

 コッパ・リベルタドーレスは、5月22〜24日に準々決勝の 2nd.Leg が各地で行われた。アルゼンチンは首都ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた リベルター×ボカ・ジュニオールス は、終了間際にボカが追いつき、かろうじて引き分けに持ち込んだ。

 試合は、立ち上がりからアウェイのボカが圧倒。素早いパスワークで両サイドから次々にチャンスをつくり、攻撃のリズムを高めた。あわやゴールかと思わせるシーンも連発し、主導権は完全にボカが握った。守備に追われたリベルターはマイボールにしても思うように前線まで運べず、シュートはミドルレンジからの2本に留まった。
 0-0 で迎えた後半、均衡を破ったのはボカだった。62分、味方のパスをMFリケルメが中盤で身体を反転しながらトラップ。寄せに来た相手を一瞬でかわすとドリブルで前進。ペナルティエリアの手前で右足を振り抜き、ゴールネットを揺らせる力業でボカが先制点を奪った。ボカは72分にも左コーナーキックをFWパレルモが頭で折り返し、ゴール前にいたFWパラシオが右足で軽く合わせてゴールゲット。そのままボカが逃げ切って勝利した。

 ここまで攻守ともにバランスのとれていたリベルターだったが、この試合に限ってはそのバランスが崩壊。自陣に退いて守る作戦が裏目に出たせいか、攻撃にも覇気が感じられなかった。シュートも90分を通して計4本と少なく、詰めかけたファンの期待に応えられなかった。試合後、マルカリアン監督は「連戦の疲労もあったかもしれないが、相手が強かった」と述べて敗退を受け入れていた。

 一方ボカは、序盤から攻め立てて試合をつくる理想的な展開に持ち込めたことで90分を楽々消化。先のリーグ戦で休ませたMFリケルメとFWパレルモはピッチで伸び伸びとプレイできたことも、勝利の要因となった。準決勝で当たる相手は勢いに乗るククタ・デポルティーボ。格ではボカが圧倒的に上だが、油断はできない。

 写真右上; 62分に力強いドリブルから先制ゴールを決めた、もっか好調のMFファン・ロマン・リケルメ ( ボカ ) 。
 写真左下; 72分に2点目を決めたFWロドリーゴ・パラシオは、アシストをしてくれたFWマルティン・パレルモ ( 左 ) とがっちり抱き合う。


コッパ・リベルタドーレス 2007 準々決勝 2nd.Leg (23/05/2007)
リベルター 1-1 ボカ・ジュニオールス
ホルヘ・バーバ GK マウリシオ・カランタ
ロベルト・ボネ
リカルド・マルティネス
ペドロ・サラービア
エドガル・バルブエーナ
DF ウーゴ・イバーラ
マティアス・シルベストレ
クラウディオ・モレル・ロドリゲス
クレメンテ・ロドリゲス
セルヒオ・アキーノ
ビクトール・カセレス
ブラディミール・マリン
( オスワルド・マルティネス )
クリスティアン・リベーロス
パブロ・ギニャスー
MF エベル・バネーガ
ニコラス・ベルトーロ
( ヘスス・ダトロ )
ネリ・カルドーソ
ファン・ロマン・リケルメ
ロベルト・ガマーラ
エルナン・ロドリーゴ・ロペス
FW ロドリーゴ・パラッシオ
マルティン・パレルモ
ゴール 62 ファン・ロマン・リケルメ
72 ロドリーゴ・パラシオ
ペドロ・サラービア イエロー
カード
エベル・バネーガ
マルティン・パレルモ
パブロ・レデスマ
セルヒオ・マルカリアン 監督 ミゲル・アンヘル・ルッソ
主審;  ( )
スタジアム; ラ・ボンボネーラ ( ブエノスアイレス )
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