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Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜

優勝候補グレーミオを完封。デフェンソールは"名前負け"せず。
準々決勝 1st.Leg デフェンソール・スポルティン 2-0 グレーミオ

 コッパ・リベルタドーレスは、5月15〜17日に準々決勝の 1st.Leg が各地で行われた。ウルグアイは首都モンテビデオのエスターディオ・センテナーリオで行われた デフェンソール・スポルティン×グレーミオ は、前半に2点を奪ったデフェンソール・スポルティンが 2-0 でグレーミオを撃破。準決勝進出に大きく前進する勝利をあげた。

 試合は、キックオフ直後ダイレクトパスで流れたボールをデフェンソールが右サイドに流して得たコーナーキックから、DFゴンサーロ・ソロンドが頭で合わせてゴール左隅にゴールゲット。開始1分も経たないうちにデフェンソールが先制した。デフェンソールはその後も立て続けに相手ゴールに迫り、幾度となく相手を脅かすシーンを演出。35分にはMFジエーゴ・ジ・ソウザの直接フリーキックであわや2点目というシーンを作り出した。ところが38分にグレーミオのカウンターを止めに入ったMFアルバーロ・ゴンサーレスが後方からハイキックをかまして2枚目のイエローをもらい退場する。それでもデフェンソールは、42分に味方のフリーキックをDFウィリアン・マルティネスが頭で合わせて追加点をゲット。2-0 で前半を折り返した。
 後半、グレーミオは1点でも返そうと躍起になるも、ゴールを予感させるシーンは限られ、50分のMFチェコのヘディングシュートに留まった。むしろデフェンソールの方が少ないボールタッチで前線にボールを送るシンプルな攻めで可能性を感じさせる攻撃を展開。結局スコアはそのままで90分を終了。デフェンソールが試合を制した。

 デフェンソール・スポルティンは、立ち上がりから相手の意表を突いて先制すると、以後は地味ではあれ堅実な守備で危機をしのいでいった。試合後、ホルヘ・ダ・シルバ監督は「このスタジアムで戦うのは我々にとって過酷だった」と述べているが、それでも勝利した。2点をリードしたことで次節での戦い方も大きく変わってくる。ディフェンスの意を語源とする"デフェンソール"に名前負けしていないデフェンソール・スポルティン。攻守に統率のとれているこのクラブの強みを生かせれば、2点差を守りきることは充分可能だ。

 一方グレーミオは、相手に攻撃の手を読まれていたこともあってか、得意の攻撃パターンを次々と封じられて攻めあぐねた。2年前の優勝チームであるサンパウロを破ったことで一躍優勝候補筆頭に名乗りを上げたが、その出鼻をくじかれた形で準々決勝の初戦を落とした。生粋のゴールゲッターであるFWアモローゾを投入しても流れは変わらなかった。アウェイゴールを取れず2点差で完敗したツケは次節に響くはず。ここで負傷離脱中のMFルーカスがいれば…と思うのはサポーターだけではない。ルーカス不在の次節、オリンピコで2点差をひっくり返すことはできるのか。

 写真右上; 開始1分に電光石火の先制ゴールを決めたDFゴンサーロ・ソロンド ( デフェンソール・スポルティン / 右 ) 。
 写真左下; 2点を奪われての完敗に思わず頭を抱えたDFテコ ( グレーミオ ) 。


コッパ・リベルタドーレス 2007 準々決勝 1st.Leg (16/05/2007)
デフェンソール・スポルティン 2-0 グレーミオ
マルティン・シルバ GK セバスティアン・サーハ
ゴンサーロ・ソロンド
ウィリアン・マルティネス
マルティン・カセレス
マウロ・ビーラ
( セバスティアン・フェルナンデス )
DF パトリッシオ
ウィリアン
テコ
ルッシオ
マキシミリアーノ・ペレイラ
アルバーロ・ゴンサーレス
フェルナンド・ファデビージェ
ジエーゴ・ジ・ソウザ
( カルロス・ディアス )
MF ヌーネス
( アモローゾ )
ディエゴ・ガビラン
ジエーゴ・ソウザ
チェコ
ダニーロ・ペイナード
カルロス・モラーレス
( ミゲル・アマード )
FW カルロス・エドゥアルド
( エベルトン )
トゥッタ
( ハモン )
ゴンサーロ・ソロンド 01
ウィリアン・マルティネス 42
ゴール
セバスティアン・フェルナンデス
アルバーロ・ゴンサーレス
ジエーゴ・ジ・ソウザ
マルティン・シルバ
イエロー
カード
テコ
チェコ
エベルトン
アルバーロ・ゴンサーレス レッド
カード
ホルヘ・ダ・シルバ 監督 マーノ・メネーゼス
主審; ルーベン・セルマン ( チリ )
スタジアム; エスターディオ・センテナーリオ ( モンテネグロ )
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