Campeonato Gaucho 2007 〜ヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権〜 ルーカス不在も不安ゼロ。オリンピコで圧勝したグレーミオが優勝!
決勝 2nd.leg グレーミオ 4-1 ジュベントゥージ
ヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権は5月6日に決勝 2nd.legが行われた。ポルト・アレグレのエスタジオ・オリンピコで行われた グレーミオ×ジュベントゥージ は、MFチェコの2ゴールなどでグレーミオが圧勝。2試合合計 4-2 で同州選手権の王座に君臨した。 試合は、グレーミオのワンサイドゲームになった。開始から果敢に攻めたグレーミオは、15分に相手のクリアを拾ったMFチェコがミドルシュートを得意の右足で決めて先制。グレミスタのボルテージを上げると、その後も決定機をつくってはスタンドを湧かせた。ジュベントゥージも前半のうちにゴールを奪えれば試合の流れを変えることができたが、無得点に終わった。 後半はグレーミオのゴールショーと化す。まず48分にMFジエーゴ・ソウザがアクロバティックなオーバーヘッドキックでゴールネットを揺らすと、61分にはMFルッシオのアーリークロスに飛び出したMFチェコがGKアンドレをかわして無人のゴールにシュートを決めて3点目。トドメは68分。左サイドを駆け上がったDFルッシオが味方に合わせようとしたクロスがGKアンドレの手を弾いてゴールマウスに吸い込まれた。4点を失ったジュベントゥージは77分にMFガブリエウのヘディングで1点を返すのが精一杯だった。 2005年はブラジル全国選手権で屈辱の2部を経験したグレーミオは、知将マーノ・メネーゼス監督の下で成長。若手主体で活力にみなぎる、かつての強さを取り戻した。チームの主軸である、現在負傷中のMFルーカスはとうとう州選手権の決勝には間に合わなかったが、同選手の抜けた穴はフリーキックの名手MFチェコが埋めてみせた。チェコはフリーキックによる得点こそなかったが、ルーカスの代役として職務を全う。2度ゴールネットを揺らせてチームの優勝に大きく貢献した。 今週オリンピコではリベルタドーレスの重要な一戦が行われるが、このノリで臨めばサンパウロを返り討ちにすることも不可能ではない。 写真; 大量4得点で州選手権の優勝を勝ち取ったグレーミオ。
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