Campeonato Brasileiro 2007 〜ブラジル全国選手権 2007〜 かつて大分にいた男は、リオ・デ・ジャネイロで大活躍。
第2節 ボタフォゴ 2-1 アトレチコ・ミネイロ
ブラジル全国選手権は5月19〜20日に第2節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた ボタフォゴ×アトレチコ・ミネイロ は、FWドドー ( 元大分トリニータ ) ら主力の活躍でボタフォゴが勝利をおさめた。 試合は、開始17分にMFゼ・ホベルトがペナルティエリアで倒されてPKを獲得。これをFWドドーが冷静に沈めてボタフォゴが先制した。ボタフォゴはその後もMFルッシオ・フラービオのシュートなどで相手を押し続けた。 そして後半の立ち上がりにボタフォゴが再び試合を動かした。46分、MFルッシオ・フラービオがミドルレンジから強引にシュート。これが鋭く伸びてゴール右隅に突き刺さり、ボタフォゴがリードを広げた。アトレチコ・ミネイロは71分にセットプレイのセカンドボールをDFマルコスがジャンピングヘッドで1点を返したが、その後の猛攻はゴールに至らず。ボタフォゴがリードを守って勝利した。 リオ・デ・ジャネイロ州の名門のひとつであるボタフォゴは、一時期は降格争いを演じたシーズンもあったが、ここ2年は着実に力を伸ばしている。その中心にいるのはかつて大分トリニータにいたFWドドーと、今季著しい活躍をみせているMFルッシオ・フラービオの両者だ。「今年は真剣にリベルタドーレス出場権を狙う」と豪語しているクッカ監督の言葉通り、チームは開幕連勝。得失点差で6位に位置しているものの、首位争いの一角を担う権利を有している。すさまじい勢いはないが、勝負強さのある今年のボタフォゴ。サポーターの寄せる期待は決して小さくはない。 一方アトレチコ・ミネイロは、前節こそ勝利したが、この日は惜敗で勝ち点を逸した。いくらブラジレイロン初代王者と言えど、昨年は2部にいたクラブ。今年は挑戦者の立場で乗り切らなければならない。昨年の主力を引き継いだ布陣でどこまで勝ち点を積み上げられるかが焦点となる。先の U-20 南米選手権でも活躍したMFダニリーニョの奮起に、サポーターは大きな期待を寄せているが果たして…。 写真; 17分にゴールゲット。両手を上げて喜ぶFWドドー ( ボタフォゴ ) 。
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