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Campeonato Brasileiro 2007 〜ブラジル全国選手権 2007〜

アンドレ・リーマが爆発。ボタフォゴが敵地で白星スタート!
第1節 インテルナシオナウ 2-3 ボタフォゴ

 ブラジル全国選手権は5月12日に開幕。5月12〜13日に第1節が行われた。ポルト・アレグレのエスタジオ・ベイラ・ヒオで行われた インテルナシオナウ×ボタフォゴ は、接戦をものにしたボタフォゴが開幕戦を勝利で飾った。

 試合は、立ち上がりにリズムをつかんだインテルナシオナウが14分に先制。MFウェウリントン・モンテイロの間接フリーキックを裏に飛び出したFWアレシャンドレ・パトがハーフボレーで合わせてゴールに押し込んだ。だが、その後試合の主導権を握ったのはボタフォゴ。33分にDFジュニーニョが得意の右足でフリーキックを直接ゴール右隅に突き刺して同点とする。追いつかれたインテルはハーフタイムを迎えるまで立て続けに決定機をつくるがゴールに見放され、前半を 1-1 で折り返した。

 後半開始早々、味方がスローインしたボールをドリブルしようとしたFWアレシャンドレ・パトに右足を高く上げて押し倒したDFアレックスが、2枚目のイエローカードで退場。ボタフォゴは数的不利に陥った。これで試合の流れはインテルに傾くと思われたが、一気に畳みかけたのはボタフォゴだった。52分にDFジュニーニョの間接フリーキックにFWアンドレ・リーマが頭で合わせて逆転すると、その6分後にはカウンターからDFジョイウソンがドリブルで前進し、軽くフェイントを交えて裏のスペースにスルーパスを供給。そこにFWアンドレ・リーマが走り込み、飛び出したGKヘナンの頭上を越えるループシュートを決めてゴール。2点をリードした。
 焦ったインテルナシオナウは69分に左サイドからのアーリークロスをペナルティエリアでトラップしたFWクリスチャンが身体を反転して左足でシュート。ニアのポストをすり抜けるゴールで1点差に詰め寄ったが、インテルナシオナウの反撃もここまでだった。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、スタンドからはコロラドのブーイングがどよめいた。

 昨年はリベルタドーレス優勝にクラブW杯でも優勝と輝かしい記録を残したインテルナシオナウだが、今年は州選手権でも決勝にすら進めず、そしてこのブラジレイロンでも開幕戦を落とした。あまり良い状態とは言えない。昨年と比較するのは酷ではあるが、FWハファエウ・ソービス、MFチンガといった役者がいないのは寂しい。この試合だけで判断するのは時期尚早だが、今季のインテルは厳しいシーズンを強いられそうだ。

 一方ボタフォゴは、州選手権の統一王者決定戦でフラメンゴに敗れたダメージをまったく引きずらなかった。この試合も先制されながら同点に追いついたが、後半の立ち上がりにDFアレックスが退場。試合の進め方は決して良いとは言えなかった。そんな状況で、しかもFWドドー不在で逆転したのは勝利に対する執念が相手よりも上をいっていたからだと確信できる。開幕節での勝利で勢いに乗っていけるか。

 写真右上; 後半立て続けに2ゴールを決めて喜びを爆発させるFWアンドレ・リーマ ( ボタフォゴ ) 。
 写真左下; FWアレシャンドレ・パト ( インテルナシオナウ / 右 ) は先制ゴール以外でもチャンスに数回絡んだが、2点以上を決められず。


ブラジル全国選手権 2007 第1節 (13/05/2007)
インテルナシオナウ 2-3 ボタフォゴ
ヘナン GK ジュリオ・セーザル
セアラー
シジネイ
( ピンガ )
インジオ
フーベンス・カルドーソ
( クリスチャン )
DF ジョイウソン
( アスプリージャ )
アレックス
ジュニーニョ
バグネール
エジーニョ
ウェウリントン・モンテイロ
ファビアン・バルガス
MF レアンドロ・ゲヘイロ
トゥーリオ
ジギーニョ
ヒカルジーニョ
( イラン )
アレシャンドレ・パト
フェルナンドン
イアルレイ
( マルシオ・モッソーロ )
FW ジョルジ・エンリーキ
アンドレ・リーマ
( ジュッカ )
アレシャンドレ・パト 14
クリスチャン 69
ゴール 33 ジュニーニョ
52 アンドレ・リーマ
58 アンドレ・リーマ
シジネイ
ピンガ
インジオ
エジーニョ
ファビアン・バルガス
イエロー
カード
アレックス
ジュッカ
レッド
カード
アレックス
アレシャンドレ・ガーロ 監督 クッカ
主審; パウロ・セーザル・ジ・オリベイラ
スタジアム; エスタジオ・ベイラ・ヒオ ( ポルト・アレグレ )
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