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Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン１部リーグ〜 プライオリティはリベルタドーレス。 ボカ、リケルメのゴールでどうにかエンパテ。
後期 第14節 ボカ・ジュニオールス 1-1 アルセナル
アルゼンチン１部リーグは、5月11〜13日に後期リーグの第14節が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×アルセナル は、両者勝ちきれず引き分けた。とりわけゲームをリードしていたボカにとっては悔やまれる結果となった。 試合は、遅いテンポで開始。ボカは15分にMFネリ・カルドーソがシュートを放つと、16分には右に流れたFWブルーノ・マリオーニが遠めからクロス気味のシュートを打っていった。21分にはゴール前のいい位置でフリーキックを得ると、MFファン・ロマン・リケルメが壁の隙間を狙った強烈なシュートを放った。GKクエンカが両手で弾いたが、ボカは序盤から良い形をつくっていった。だが相対的に前半は落ち着いた流れで進み、0-0 でハーフタイムを迎えた。 試合が動いたのは後半だった。48分、MFルイス・フィゲロアのフリーキックがゴール前でこぼれたところをDFカルロス・カスティリョーネが押し込み、アルセナルが先制した。その後は一進一退の攻防となるが、決定的なシュートまで行きつかないもどかしい展開がしばらく続いた。そして迎えた77分、ボカはMFパブロ・レデスマがFWパラシオにパス。FWパラシオがドリブルとフェイントで相手３人をひきつけて再びMFレデスマにボールを戻すと、レデスマは前方にアーリークロス。これをMFファン・ロマン・リケルメが頭で合わせてゴール。同点に追いついたボカは最後まで攻め続けたが、逆転はならなかった。 ボカ・ジュニオールスは、首位サン・ロレンソの引き分けに乗じて詰め寄ることができたはずが、またしても首位肉迫に失敗。首位奪還のチャンスを逃したばかりか、気づけば３位エストゥディアンテスに勝ち点で並ばれてしまった。リベルタドーレスと並行する強行日程の中、両立していくのは決して簡単なことではなく、選手たちの疲労も相当たまっていると報じられている。マクリ会長はあくまでリベルタドーレスに重きを置いており、リーグ戦での首位奪還は二の次だそうだが、このままサン・ロレンソの独走を続けるようだと、サポーターにしてみれば決して良い気分ではなかろう。 写真； MFファン・ロマン・リケルメ ( ボカ・ジュニオールス / 左 ) は77分に味方のクロスに頭で合わせて同点ゴールをもたらした。
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