Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 首位追撃態勢へ。シメオネ軍団、接戦を制して首位に勝ち点6差。
後期 第12節 エストゥディアンテス 1-0 ゴドイ・クルス
アルゼンチン1部リーグは、4月27〜29日に後期リーグの第12節が行われた。ラ・プラータのエスターディオ・シウダーで行われた エストゥディアンテス×ゴドイ・クルス は、FWパブロ・ルグエルシオの決めた1点を守りきったエストゥディアンテスが勝利をおさめた。 平日開催の影響もあり空席が目立つスタジアムで行われた試合は、序盤からエストゥディアンテスがボールを支配。ピッチを広く使ったワイドな攻めを披露。前半だけで計8本ものシュートを放って相手を威嚇した。ゴドイ・クルスは前半こそ2〜3度しかシュートチャンスに恵まれなかったが、後半は攻撃面で良い形をつくり、やや体勢を持ち直す。だが、首位に追いつくために勝利が必要なエストゥディアンテスは後半、底力を見せた。73分、MFベロンの右コーナーキックにFWパブロ・ルグエルシオが頭で綺麗に合わせてゴールネットを揺らし、チームに先制点をもらたした。 ゴドイ・クルスは引き分けを狙って最後まで応戦したが、90分に相手選手に暴言を吐いて小突いたMFディエゴ・ビージャルにレッドカードが飛び出して万事休す。終始主導権を握ったエストゥディアンテスが順当勝ちをおさめた。 今季の前期リーグでリーグ終盤に怒濤の追い上げで最後は首位ボカとのプレイオフを制したエストゥディアンテスは、後期リーグでは序盤波に乗れず勝ちきれなかった。油断があると書き立てる地元紙もあったが、試合を重ねるにつれて彼らは徐々に実力を発揮。現在はリーベルを抜いて単独3位につけている。首位サン・ロレンソとの勝ち点差は6と開いてはいるが、昨年は10以上あった勝ち点差を縮めて優勝をもぎとった力のあるクラブ。この日のように堅実に勝っていけば、前後期W優勝の快挙も充分ありうる。 写真; 73分に値千金の先制ゴールを決めたFWパブロ・ルグエルシオ ( エストゥディアンテス / 手前 ) 。
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