Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 土壇場で自慢の攻撃力が爆発! ボカ、大量7ゴールで2位確保。
グループ7 第6節 ボカ・ジュニオールス 7-0 ボリーバル
コッパ・リベルタドーレスは、4月24〜26日にグループリーグ最終週の試合が各地で行われた。アルゼンチンは首都ブエノスアイレスのエスターディオ・ホセ・アマルフィターニで行われたグループ7の ボカ・ジュニオールス×ボリーバル は、一方的に攻め続けたボカが大量7得点で圧勝。グループ2位の座を確保して決勝トーナメント進出を決めた。 試合は、ボカのワンサイドゲームになった。最初にシュートを放ったのはボリーバル。1分も経たぬ間にFWカルロス・サウセードがペナルティエリアの外側から強引にゴールを狙っていった。しかしボカは慌てず自分たちのリズムをつくり、相手陣内で攻撃を展開。そして迎えた32分、最終ラインからのロングフィードをMFリケルメがアウトサイドキックでゴール前に流すと、走り込んだFWパラッシオが体勢を崩しながらゴールに転がして先制。38分にはFWパラッシオが倒されて得たPKをFWパレルモが豪快に決めて 2-0 。さらに前半ロスタイムにはFWパラッシオがこの日2点目となるゴールを右足で決めて相手を突き放した。 後半もボカの猛攻は留まることを知らず、53分にはFWパラッシオがGKサジャスを引きつけてゴール前にボールを浮かすと、FWパレルモがDFトルドージャのオウンゴールを誘って4点目。59分にはDFクレメンテ・ロドリゲスのパスを受けたMFヘスス・ダトロが巧みなドリブルで相手をかわしてゴール。 5-0 となり、FWパラッシオとFWパレルモの二人はお役御免でベンチに退いたが、代わってピッチに登場したFWブルーノ・マリオーニが大活躍を見せる。64分に味方のロングフィードに反応して一気にゴール前に抜け出すとGKサジャスのタイミングをはずすシュートで 6-0 。86分には左足で狙いすましたシュートを決めて勝負を決した。 ボカ・ジュニオールスは、前節終了時で3位とグループリーグ突破に黄色信号が灯っていた。上位の トルーカ×シエンシアーノ が引き分けで決着すると、ボカを含む3チームが勝ち点10で並び、得失点差次第ではボカが敗退する可能性もあった。そんな状況で、ボカは理想的な大量得点による大勝で最終節を締めくくった。そして首位のシエンシアーノが敗れたため、グループ2位の座を確保した。 次週、決勝トーナメント1回戦では同郷のベレスと相見えることも決まったボカ。この日のように自慢の攻撃力が爆発することに期待したい。
写真右上; オウンゴールを誘発したシーンも含めて実質2ゴール ( 公式記録は1ゴール ) を決めたFWマルティン・パレルモ ( ボカ・ジュニオールス ) 。
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