Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 ソウザ、気合いの雄叫び! サンパウロ快勝で2位堅守。
グループ2 第4節 サンパウロ 3-0 ネカクサ
コッパ・リベルタドーレスは、4月3〜5日に各地でグループリーグの試合が行われた。ブラジルはサンパウロのモルンビーで行われたグループ2の サンパウロ×ネカクサ は、MFソウザの全ゴールに絡む活躍でサンパウロが快勝。グループ2位の座を守り、首位ネカクサとの勝ち点差を2に縮めた。 試合は、サンパウロが序盤からボールを支配。前がかりな攻撃を繰り返すと、13分にMFウーゴが左サイドをえぐって折り返したボールをMFソウザが左足で押し込み先制した。サンパウロは20分にもFWアロイージオのヘディングシュートがクロスバーを直撃する惜しいシーンもつくり、相手を押し続けた。ネカクサは25分にMFエベラウドのカウンターからFWクレーベルがシュートを放ったがGKホジェーリオ・セーニの好守に阻まれてゴールならず。サンパウロの1点リードで前半を折り返した。 後半も主導権はサンパウロにあり、GKホジェーリオ・セーニのきわどいフリーキックなどで相手にプレッシャーをかけていくと、57分に右サイドでフリーキックを得ると、MFソウザのクロスにDFミランダがダイビングヘッドでニアに決めて2点目。ネカクサの退場で数的優位にも立ったサンパウロは、72分にMFソウザがドリブルで右サイドを上がってゴール前にクロスを供給。これにMFウーゴが頭で合わせてトドメを刺した。終盤のネカクサに反撃の意欲はなかった。 サンパウロで最も輝いていたのはMFソウザだった。攻守に奔走し、チャンスとみれば果敢に攻め上がって1ゴール2アシストを記録。チームの全得点に絡んだ。ムリシ・ハマーリョ監督も快勝に「(攻守ともに)安定感があった」と満足げな表情を見せた。しかし、グループ2で勝ち上がりを決めたチームはまだいない。次の最終節、サンパウロは3位アウダックス・イタリアーノをモルンビーに迎え入れる。引き分け以上で2位以内が確定するが、断じて気は抜けない。 一方ネカクサは、序盤相手に主導権を握られるとずるずると後退し、防戦を強いられた。局面を打開しようにも打つ手がなく、中盤と前線の連携もままならなかった。好調なチームを以てしてもモルンビーで勝つことは困難。この節でグループリーグ突破を決められなかった彼らは、次節で決めるしかない。前者と同じく引き分け以上で。 写真; 13分に果敢な飛び出しで先制ゴールを決めたMFソウザ ( サンパウロ ) は感情を爆発させる。その後も2アシストでチームに貢献した。
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