Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜 勝ちきれないコリンチャンス。エメルソン・レオンはクビ間近?
第17節 コリンチャンス 2-2 セルトンジーニョ
サンパウロ州選手権は3月31日〜4月1日に第17節が行われた。サンパウロのエスタジオ・で行われた コリンチャンス×セルトンジーニョ は、コリンチャンスがゲームをつくりながらまたしても勝てず、格下相手に引き分けた。 試合は、セルトンジーニョが開始2分にFWマルシオ・ミシリッカがゴール前に飛びこみ決定機をつくると、コリンチャンスも6分にFWジェアン・カルロスが左サイドからチャンスメイク。そして17分、FWジェアン・カルロスが倒されて得たPKをFWウィウソンが決めてコリンチャンスが先制に成功した。 ところが後半に入ると、それまでおとなしかったセルトンジーニョが覚醒する。まず46分にDFヒカルド・ロペスのオーバーラップからMFマルシオ・ミシリッカのゴールで同点とすると、突き放されて迎えた62分にはDFマリーニョとのマッチアップを制したFWアレックス・テーハのゴールで再び同点に追いついた。準決勝進出のためにどうしても勝ち点が欲しいコリンチャンスは、試合終了まであきらめず攻め立てたものの勝利を奪えず、試合は 2-2 の引き分け。コリンチャンスの準決勝進出の可能性は消滅した。 どうも覇気の感じられないコリンチャンスは、ここ10戦でわずか2勝とふるわず、勝てた試合を引き分けるなど勝負どころで踏ん張りも効かない。そしてFWニウマールの移籍問題にFWアモローゾの放出話も飛び出すなど、内紛にも歯止めがかからない。そんな苦しいお家事情の中エメルソン・レオン ( 元清水エスパルス監督 ) はチームを引っ張ってきたが、リーグ敗退が決まるにつけ周囲からはついに同監督の更迭論が巻き起こり始めた。 これまでにもふがいない結果を出しては更迭の憂き目に遭ってきたエメルソン・レオンだが、このコリンチャンスでも似たり寄ったりの轍を踏むのだろうか…。FWカルロス・テベス ( アルゼンチン代表 ) の放出から1年も経っていないが、チームの迷走は続くのみ。先が見えてこない。
写真右上; 主体的に試合を進めながらまたしても勝てず。10戦してわずか2勝と苦しむコリンチャンスのエメルソン・レオン監督。
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