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Campeonato Carioca 2007 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

開始20分足らずで引導を渡したボタフォゴ、後期リオ杯を制覇!
後期リオ杯 決勝 2nd.Leg
ボタフォゴ 3-1 カボフリエンセ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権は4月22日に後期リオ杯の決勝 2nd.Leg が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた ボタフォゴ×カボフリエンセ は、MFトゥーリオの先制ゴールを皮切りに最初の20分間で3点を叩きだしたボタフォゴがそのまま逃げ切り、後期リオ杯の王座に君臨した。

 試合は、序盤からボタフォゴがボールを支配。すると11分、MFルッシオ・フラービオのフリーキックにMFトゥーリオが右足ボレーでファーサイドネットに突き刺して先制。そしてそれからわずか2分後には、ピッチ中央で味方のパスをもらったFWドドーが1人をドリブルで抜くと、狭いところからシュート。これがゴール右隅に決まってチームに追加点をもたらした。
 2点差をつけてもボタフォゴの勢いは止まらず、19分にはFWジョルジ・エンリーキのスルーパスに抜け出したMFゼ・ホベルトがゴールに流し込んで3点目をゲットした。この時点でボタフォゴは相手に引導を渡したも同然だったが、カボフリエンセは25分にMFフイの身擬古ー名キックをFWウィリアンが頭で合わせて1点を返す。だが、カボフリエンセの反撃はこの1点のみに留まり、その後はボタフォゴ主導で試合が進んだ。
 後半は攻め合いになり、両者ともに1度ずつゴールネットを揺らすが、どちらのゴールも主審のジャッジによってノーゴールの判定となった。ゴールを取り消されて激しく主審に抗議したのは負けているカボフリエンセの方だったが、主審が判定を覆すことはなくそのまま 3-1 で試合終了。2試合合計 5-3 でボタフォゴの優勝が決まった。

 終わってみればボタフォゴの順当勝ちではあった。リオ・デ・ジャネイロのビッグ4で唯一決勝まで残ったボタフォゴは、中盤からの押し上げもあってか、人数をかけた厚い攻撃を披露。好調のMFルッシオ・フラービオを起点にした攻撃も非常に効果的で相手を崩すに充分な脅威となっていた。前節バイシクルシュートを決めたドドー ( 元大分トリニータ ) もまた好調で、この日は巧みなドリブルで相手を振り切ると強烈なシュートを相手に見舞った。名将クッカに導かれてチームの成熟度も増す一方のボタフォゴ。この勢いを持続して、迎え撃つは前期王者のフラメンゴだ。クラシコは相当な熱気に包まれることだろう。

 一方カボフリエンセは、1st.Leg こそ一時リードを奪うなど勢いも見せていたが、この日は前節以前の勢いが見られなかった。立ち上がりの時間に失点を喫したことによる精神的ダメージも大きかったはず。ワウデマール・レーモス監督は「序盤に崩れたせいか、まるで試合にならなかった。勝ってサポーターのみなさんと一緒に喜びたかった」と悔しさをにじませていた。

 写真右上; 決勝 2nd.Leg を快勝して後期リオ杯の王座を勝ち取ったボタフォゴ。
 写真左上; 強引なシュートを突き刺したFWドドー ( ボタフォゴ / 左 ) はチームメイトに駆け寄られて満面の笑みをこぼす。
 写真右下; 19分に事実上の決勝ゴールを決めたMFゼ・ホベルト ( ボタフォゴ ) は、天に指をかざして神に感謝。


リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2007 後期リオ杯 決勝 2nd.Leg (22/04/2007)
ボタフォゴ 3-1 カボフリエンセ
ジュリオ・セーザル GK ガッチ
ジョイウソン
ジュニーニョ
アレックス
ルシアーノ・アウメイダ
DF ジャルデウ
エベルトン
クレーベルソン
ジュリオ・セーザル
レアンドロ・ゲヘイロ
トゥーリオ
ルッシオ・フラービオ
( ジギーニョ )
ゼ・ホベルト
( ジュッカ )
MF マルコン
マルコス・マリン
( テノーリオ )
フイ
( マジソン )
マルセリーニョ
ジョルジ・エンリーキ
( アンドレ・ジーアス )
ドドー
FW ウィリアン
( アレシャンドロ )
ゼ・カルロス
トゥーリオ 11
ドドー 13
ゼ・ホベルト 19
ゴール 25 ウィリアン
ジュニーニョ
ゼ・ホベルト
イエロー
カード
クレーベルソン
マルコン
クッカ 監督 ワウデマール・レーモス
主審; ウビラーシ・ダマージオ
スタジアム; マラカナン ( リオ・デ・ジャネイロ )
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