Campeonato Carioca 2007 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 ドドーのビシクレッタ炸裂! ボタフォゴ、怒濤の猛攻で意義ある引き分け。
後期リオ杯 決勝 1st.Leg
カボフリエンセ 2-2 ボタフォゴ リオ・デ・ジャネイロ州選手権は4月15日に後期リオ杯の決勝 1st.Leg が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた カボフリエンセ×ボタフォゴ は、甲乙つかず引き分け。優勝の行方は 2nd.Leg に持ち越しとなった。 スタンドに空席が目立つ中で行われた試合は、ボタフォゴが攻撃の口火を切る。開始わずか23秒でFWドドー ( 元大分トリニータ ) が約45mの距離からロングシュート。ボールはGKガッチのはるか頭上を越えてクロスバーをも超えてゴールとはならなかったが、このシュートで「ドドー」コールが沸き起こるなど、サポーターを喜ばせた。 するとテンポよく攻めていったボタフォゴは9分、セットプレイからFWジョルジ・エンリーキが頭で合わせたボールがクロスバーに当たり跳ね返ったところに、詰めていたFWドドーが華麗なバイシクルシュートでゴールに押し込み、先制した。 ボタフォゴは29分にもDFジュニーニョのフリーキックで決定機をつくるが、このシュートはGKガッチの左手、クロスバー、GKガッチの背中、ピッチ、そして再びクロスバーに当たりピッチに落ちたが、ゴールライン上でバウンドしたボールをGKガッチががっちりキャッチしたため、ボタフォゴに追加点はもたらされず。カボフリエンセは首の皮一枚で失点を免れた。 だが、チーム一丸となって決勝まで残ったマドゥレイラも意地を見せる。37分、MFフイのフリーキックのこぼれ球をMFマルコンが押し込んで同点とすると、度重なるボタフォゴの猛攻をしのいで後半逆転に成功。52分、相手のシュートコーナーをインターセプトすると、少ない手数で一気に前線へボールを運び、MFジャルデウのスルーパスをMFマルセリーニョが前線の裏で受けると、飛び出したGKジュリオ・セーザルをもかわして無人のゴールにボールを流し込んだ。まさかの展開に一時ボタフォゴは慌てたが、前半からみせた攻撃は後半も絶え間なく続く。そして迎えた77分。右サイドをドリブルで上がったFWジョルジ・エンリーキのあげたクロスにMFルッシオ・フラービオが頭で合わせてゴールゲット。これで追いついたボタフォゴは、かろうじて敗北を免れた。 ボタフォゴは、好調のMFルッシオ・フラービオとFWドドーがそれぞれゴールを決めて、2nd.Legに望みをつなぐことに成功。とりわけアクロバティックなバイシクルシュートを決めたドドーに対するサポーターの歓声にはすさまじいものがあった。近年タイトルに縁のない彼らに訪れた絶好のチャンスは今。次節、ボタフォゴは勝って優勝を勝ち取りたいはず。この試合以上の猛攻が見られそうだ。 写真; 9分にアクロバティックなバイシクルシュートを決めたFWドドー ( ボタフォゴ ) 。
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