Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 結果は下馬評通り。ボカ、相手を圧倒して首位追撃態勢に。
後期 第8節 ボカ・ジュニオールス 2-0 ヌエーバ・チカーゴ
アルゼンチン1部リーグは、3月31日〜4月1日に後期リーグの第8節が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×ヌエーバ・チカーゴ は、MFネリ・カルドーソの全得点に絡む活躍でボカが勝利をおさめた。 試合は、開始からボカがボールを支配。19分にMFリケルメのシュートで攻撃の口火を切ると、ネリ・カルドーソ、エネル・バネーガと中盤の選手が積極的にシュートを打って相手ゴールに迫っていった。しかし、ヌエーバ・チカーゴはひたすら引いて守り、複数のピンチを跳ね返した。前半は 0-0 で終了した。 試合が動いたのは後半。56分、FWパレルモが右サイドに流れてボールを受けると、前方を駆けるMFネリ・カルドーソにスルーパス。ネリ・カルドーソは右サイドを深くえぐって折り返し、ニアに走り込んだDFクレメンテ・ロドリゲスの先制ゴールをアシストした。ようやくリードして余裕の出たボカはその8分後に2点目をゲット。最終ラインからのロングフィードをFWパレルモが頭で落としたボールにFWパラッシオが反応。右サイドをタテに突破してゴール前にクロスをあげると、これにMFネリ・カルドーソが頭で合わせてゴールネットを揺らせた。終わってみれば下馬評通りの結果になった。 首位浮上のために勝ち続けなければならないボカは、この日久々にFWロドリーゴ・パラシオがスタメン出場を果たし、盤石の体勢で試合に臨んだ。アルフィオ・バシーレ ( 現アルゼンチン代表監督 ) が率いていた頃のような"常勝"軍団とまではいかないが、安定感は依然リーグ屈指。この試合ではリケルメに代わってネリ・カルドーソが2得点に絡む活躍で勝利をもたらした。好調の首位サン・ロレンソとの勝ち点差はなかなか縮まらないが、とにかく勝ち続けて首位にプレッシャーを与えることが大事である。 写真; 64分にヘディングで2点目をゲットしたMFネリ・カルドーソ ( ボカ・ジュニオールス / 左 ) は、スタンドのファンに笑顔をふりまく。
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