Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 無傷の4連勝。サントス、余裕のグループリーグ突破!
グループ8 第4節 ヒムナシア・ラ・プラータ 1-2 サントス
コッパ・リベルタドーレスは、3月20〜22日に各地でグループリーグの試合が行われた。ラ・プラータのエスターディオ・ファン・カルロス・セリージョで行われたグループ8の ヒムナシア・ラ・プラータ×サントス は、終了間際に勝ち越したサントスが敵地で勝ち点3を獲得した。これで勝ち点を12としたサントスは、グループ8での2位以内が確定したことで決勝トーナメント進出の権利を得た。 試合は、開始早々素早い攻撃を仕掛けたサントスが、3分に左サイドに流れたFWホドリーゴ・チウイのグラウンダーのクロスをFWマルコス・アウレーリオが押し込んで先制。その後サントスはMFクレーベル・サンターナのPK失敗などもあってヒムナシア・ラ・プラータが盛り返したが、前半はサントスの1点リードで終了した。 前半から果敢にチャンスをつくっていたヒムアシア・ラ・プラータは後半に入っても攻めの姿勢を崩さず、長短を含む多くのシュートを相手ゴールに浴びせていく。そんなヒムナシア・ラ・プラータの必死の攻撃は88分になってようやく結実。右サイドからのアーリークロスにFWセルヒオ・レアルが頭で合わせて同点に追いついた。 しかし勝利を諦めていなかったサントスは後半ロスタイム、左サイドからのスローインがゴール前に流れたところをMFゼ・ホベルト ( 元ブラジル代表 ) がボレーシュート。これが見事にゴールネットを揺らせてサントスが勝ち越しに成功。勝ち点3はサントスにもたらされた。 ヒムナシア・ラ・プラータは、相手の倍以上の数のシュートを放つなど攻撃の形はしっかりと作れていた。スピーディーな攻撃はしばしばサントスの脅威となっており、88分に決めた同点ゴールでスタンドの空気も一時的にだが一変した。だが、この日のような接戦を落とすようでは、国際舞台で好成績を彼らに期待するのは少々酷かもしれない。 一方サントスは、チーム力や選手層の差だけでなく、勝負強さも持ち合わせていることを証明。終盤に一時追いつかれながら後半ロスタイムに逆転したのは、その最たる例である。この勝利で4連勝 ( 予備戦を含むと6連勝 ) を飾ったサントス。2試合を残して余裕のグループリーグ突破を決めた。現地の評論家の中では、サントスを優勝候補に挙げる声が日に日に聞かれるようになっている。
写真右上; 3分に相手の出鼻をくじく先制ゴールを決めたFWマルコス・アウレーリオ ( サントス ) 。
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