Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 MVPは"大将"リケルメ。ボカ、快勝で首位の座を奪取!
グループ7 第4節 ボカ・ジュニオールス 3-0 トルーカ
コッパ・リベルタドーレスは、3月20〜22日に各地でグループリーグの試合が行われた。アルゼンチンは首都ブエノスアイレスのエスターディオ・ホセ・アマルフィターニで行われたグループ7の ボカ・ジュニオールス×トルーカ は、MFファン・ロマン・リケルメ ( 元アルゼンチン代表 ) の全得点に絡む大活躍でボカが快勝した。 試合は、MFファン・ロマン・リケルメの右足が冴え渡る、ボケンセにとってはたまらないゲームになった。序盤から細かくボールをつないで相手ゴールに迫ったボカは15分に先制。左サイドでフリーキックを得るとMFファン・ロマン・リケルメのピンポイトクロスにDFホナタン・マイダーナがダイビングヘッドで合わせてゴールネットを揺らせた。なおも攻めたボカは23分、右からのクロスをファーサイドでFWパレルモが折り返すと、MFリケルメが右足で合わせて突き放した。 後半はトルーカにも少なからずチャンスはあったが、無失点で切り抜けたボカは83分、カウンターから途中出場のFWマウロ・ボセーリがMFリケルメとのワンツーで足元にきたボールをループシュート。これが鮮やかな弧を描いてゴールマウスに吸い込まれた。ボカは前節トルーカに敗れた借りをしっかりと返した。 勝利したボカにおいて、リケルメは存在の大きさを改めて世間に知らしめるプレイを披露した。リケルメ自身は2001年6月13日 ( 準決勝:対パウメイラス戦 ) 以来となるリベルタドーレスでのゴールを記録し、さらに2度のアシストも記録。この試合が行われたのはラ・ボンボネーラではなかったが、全得点に絡む活躍で詰めかけたサポーターの心を虜にした。前節、敵地でトルーカに敗れた借りを返したボカ。再び首位に立ち、ここから勢いに乗っていけるか。 一方トルーカは、見せ場こそあったが結果が伴わず惨敗。前節までの勢いがこの日は見られなかった。アメリコ・ガジェーゴ監督は試合後「リケルメ一人にやられた」と悔しさをあらわにして会場を後にした。この完敗が彼らの今後にどのような影響を与えるのか。グループ2位に向けて、残り2試合を全勝するつもりで臨むに違いない。 写真; MFファン・ロマン・リケルメ ( ボカ・ジュニオールス ) は、全得点に絡む大活躍。
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