Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 マラカナン総立ち。フラメンゴ、ソウザの決勝弾でグループリーグ突破!
グループ5 第4節 フラメンゴ 1-0 パラナー
コッパ・リベルタドーレスは、3月20〜22日に各地でグループリーグの試合が行われた。ブラジルはリオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われたグループ5の フラメンゴ×パラナー は、FWソウザのゴールで終盤に先制したフラメンゴが勝ち点3を獲得した。これで勝ち点を10としたフラメンゴはグループ5での2位以内が確定し、決勝トーナメント進出1番乗りを果たした。 試合は、細かいパス回しやMFジュニーニョ・パウリスタ ( 元ブラジル代表 ) のミドルシュートなどでフラメンゴが立ち上がりを支配。しかし負けられないパラナーも丁寧に攻撃を組み立てて応戦。見応えのある内容となる。両者無得点で折り返した後半も緊迫した状態は保たれ、互いに何度もチャンスをつくった。57分にはDFレオナルド・モウラのクロスにDFフアンが頭で合わせ、クロスバーを直撃するヘディングシュートであわや先制という場面を演出。パラナーも60分にFWジョジエウがゴールポスト直撃の惜しいシュートを放った。一進一退の攻防が続き、どちらもゴールを予感させる効果的な攻めを見せたが、0-0 のままスコアボードに変化はなかった。 そんな膠着状態が崩れたのは86分。右コーナーキックを得たフラメンゴは、ショートコーナーからMFジュニーニョ・パウリスタがゴール前にクロス。これをFWソウザが頭で合わせてゴールを決めて均衡を破った。終盤で決めた1点の意味は大きく、試合はそのままフラメンゴがリードを守って勝利した。 フラメンゴは、3日前の州選手権で敗戦していたがそれをリベルタドーレスにひきずらず結果を残した。FWオビーナの離脱で一時不安視された前線もFWソウザが本格化したことで解消されつつある。接戦を制してグループリーグ突破を決めたフラメンゴ。ネイ・フランコ監督に導かれたチームの力は、着実に伸びている。 一方パラナーにとっては負けられない試合で、それを最もよくわかっていたGKフラービオは度々訪れた危機で何度もファインセーブ。その活躍はひときわ目立ち、しばしばフラメンギスタを苛立たせていた。しかし攻撃陣がゴールで恩返しできず、結果的にはGKフラービオの奮闘をムダにしてしまった。フラメンゴに連敗したダメージを引きずるようだと、グループリーグ突破も危うくなる。 写真; 86分に貴重なゴールを決めたFWソウザ ( フラメンゴ / 左 ) 。
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