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Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜

サンパウロを一蹴! ネカクサ、勝ってグループリーグ突破に王手。
グループ2 第4節 ネカクサ 2-1 サンパウロ

 コッパ・リベルタドーレスは、3月20〜22日に各地でグループリーグの試合が行われた。メキシコはアグアカリエンテスのエスターディオ・ビクトーリアで行われたグループ2の ネカクサ×サンパウロ は、後半に逆転したネカクサがホームで勝ち点3を積み上げた。

 試合は、開始1分にMFエベラウド・ジ・アシス・バルボーザのシュートで決定機をつくったネカクサの主導で動き、サンパウロは反撃を試みるも思うようにボールがつながらないシーンが目立った。しかし先制したのは劣勢だったはずのサンパウロ。41分、左サイドを上がったMFジャジウソンが高い位置で味方のパスをもらうとゴール前にクロス。このボールは明らかにMFジャジウソンのミスキックだったのだが、ボールはGKアルバレスの頭上を越えてファーサイドネットへ。結果的にMFジャジウソンのループシュートという形でサンパウロがリードして前半を折り返した。
 ところが後半はネカクサが失いかけたリズムを取り戻すと人数をかけて攻勢に出る。そして62分にカウンターからFWクレーベル・ボアスがゴールを決めて同点としたネカクサは、その7分後には速攻からMFファン・マヌエル・サルゲイロが相手2人を抜いてゴール前に突進。飛び出したGKホジェーリオ・セーニと交錯する直前に右足でボールを軽く浮かせてゴールネットを揺らせ、逆転。その後ネカクサはサンパウロの反撃を凌ぎきって勝利をおさめた。

 近年の南米カップ戦におけるメキシコ勢の躍進は無視できない。そしてネカクサもその例外にあらず。彼らはホームの声援を受けて思い通りの試合運びをしてみせた。圧巻だったのは逆転ゴールの場面。ドリブルで相手2人を置き去りにしてキーパーの動きをよく見て決めたMFサルゲイロのゴールを、実況者はマラドーナに例えて絶賛した。組織力良し、個人技も良しとチーム力の高さをうかがわせたネカクサ。グループリーグ突破に弾みをつける大きな1勝となった。

 一方サンパウロは、自慢の攻撃力が不発に終わったと言っても過言でない試合内容。奪った1点はミスキックが偶然ゴールに吸い込まれたもので、それ以外では攻めても攻めてもゴールが遠く、歯がゆい90分であった。嫌な流れを次節に持ち込むと再びネカクサにやられかねない。次節、サンパウロは背水の陣で望まなければならない。

 写真右上; 62分に同点ゴールを決めて喜ぶFWクレーベル・ボアス ( ネカクサ ) 。
 写真左下; 後半に予期せぬ2失点を喫して落胆するGKホジェーリオ・セーニ ( サンパウロ ) 。


コッパ・リベルタドーレス 2007 グループ2 第4節 (21/03/2007)
ネカクサ 2-1 サンパウロ
アレハンドロ・アルバレス GK ホジェーリオ・セーニ
ホアキン・ベルトラン
オラッシオ・セルバンテス
パブロ・クアトロッチ
DF アレックス・シウバ
アンドレ・ジーアス
( エジカルロス )
ミランダ
イウジーニョ
オスバルド・ルーカス
オマール・エルナンデス
( マリオ・ペレス )
ファン・マヌエル・サルゲイロ
( ハイメ・ルイス )
エベラウド・ジ・アシス・バルボーザ
ヘラルド・ガリンド
MF ジョズエ
ソウザ
レニウソン
ジャジウソン
アルフレッド・モレーノ
( エクトール・ヒメーネス )
クレーベル・ボアス
FW レアンドロ
アロイージオ
クレーベル・ボアス 62
ファン・マヌエル・サルゲイロ 69
ゴール 41 ジャジウソン
エベラウド・ジ・アシス・バルボーザ
ヘラルド・ガリンド
オラッシオ・セルバンテス
イエロー
カード
ジョズエ
ソウザ
ホセ・ルイス・トレーホ 監督 ムリシ・ハマーリョ
主審; セルヒオ・ペッソッタ ( アルゼンチン )
スタジアム; エスターディオ・ビクトーリア ( アグアカリエンテス )
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