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Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜

パレルモ不在のボカ沈黙。勝ったトルーカがグループ首位に。
グループ7 第3節 トルーカ 2-0 ボカ・ジュニオールス

 コッパ・リベルタドーレスは、3月13〜15日に各地でグループリーグの試合が行われた。メキシコはトルーカのエスターディオ・ラ・ボンボネーラで行われたグループ7の トルーカ×ボカ・ジュニオールス は、FWビセンテ・サンチェスのゴールなどでトルーカが勝利。ボカを抜いて同グループの首位に浮上した。

 試合は、ボールを支配したボカが序盤から攻め込んでいったが、トルーカはピンチをしのぐと7分に先制。MFカルロス・モラーレスの左からのクロスにMFアマウリ・ポンセが合わせてゴールに押し込んだ。焦ったボカはその後も積極的に攻撃をしかけていったが、20分にFWマウロ・ポセーリを後ろから削ったDFダニエル・ディアスが一発レッドで退場。ボカは数的不利に追い込まれてしまった。
 トルーカの1点リードで迎えた後半、テンポ良く攻めたトルーカは59分に追加点をゲット。MFカルロス・モラーレスが前方にスルーパスを出すと、FWビセンテ・サンチェスがこれに反応。目一杯伸ばした左足でボールをとらえると、飛び出したGKカランタの脇をすり抜けて無人のゴールに転がっていった。これで2点差としたトルーカはその後も危なげない試合運びでボカを寄せつけず勝利した。

 トルーカは、90分間堂々とボカと渡り合っていた。相手に打たせたシュートのほとんどはペナルティエリアの外側から。安定した守備で堅実にゲームをつくった。数字の上では僅差だが、内容では圧倒的に優れた試合をしてみせたトルーカ。ホームの利もあったとはいえ、強豪ボカを下して得た自信の大きさは計り知れない。

 一方ボカは、MFリケルメに加えて先日の国内リーグでハットトリックを達成したパレルモも欠場。ルッソ監督は代役にFWマウロ・ボセーリを起用したが、ベストメンバーを揃えられず得点力不足に泣く90分になってしまった。まだグループリーグも3試合が残っており、現在2位につけるボカはまだ悲観する必要はないか。しかし同グループ最下位のシエンシアーノ・デ・クスコとの勝ち点差が1であることから、2位争いは熾烈を極めるはず。ボカとて決して油断はできない。

 写真右上; 強豪ボカに快勝。選手総出で喜ぶトルーカのイレブン。
 写真左下; 勝利を呼び込む決勝点を決め、満面の笑みを浮かべるFWビセンテ・サンチェス ( トルーカ ) 。


コッパ・リベルタドーレス 2007 グループ7 第3節 (14/03/2007)
トルーカ 2-0 ボカ・ジュニオールス
エルナン・クリスタンテ GK マウリシオ・カランタ
パウロ・ダ・シルバ
マヌエル・クルサルタ
アッサン・ビアーデス
( ホナタン・アリアス )
アリエル・ロサーダ
DF ウーゴ・イバーラ
ホナタン・マイダーナ
ダニエル・ディアス
パブロ・レデスマ
アマウリ・ポンセ
( カルロス・エスキベル )
カルロス・モラーレス
エリック・エスピノーサ
ディエゴ・デ・ラ・トーレ
MF クラウディオ・モレル・ロドリゲス
( クレメンテ・ロドリゲス )
セバスティアン・バタグリア
( セルヒオ・オルテマン )
エベル・バネーガ
ネリ・カルドーソ
アントーニオ・ナエウソン
( エルウィン・アーバロス )
ビセンテ・サンチェス
FW マウロ・ボセーリ
( マティアス・シルベストレ )
ブルーノ・マリオーニ
アマウリ・ポンセ 07
ビセンテ・サンチェス 59
ゴール
ディエゴ・デ・ラ・トーレ イエロー
カード
セバスティアン・バタグリア
クラウディオ・モレル・ロドリゲス
ホナタン・マイダーナ
レッド
カード
ダニエル・ディアス
アメーリコ・ガジェーゴ 監督 ミゲル・アンヘル・ルッソ
主審; ホルヘ・ラリオンダ ( ウルグアイ )
スタジアム; エスターディオ・ラ・ボンボネーラ ( メキシコ )
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