ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜

世界王者完敗。激戦のグループ4は勝ったベレスが暫定首位に。
グループ4 第3節
ベレス・サルスフィエール 3-0 インテルナシオナウ

 コッパ・リベルタドーレスは、3月13〜15日に各地でグループリーグの試合が行われた。アルゼンチンは首都ブエノスアイレスのエスターディオ・ホセ・アマルフィターニで行われたグループ4の ベレス・サルスフィエール×インテルナシオナウ は、MFダミアン・エスクデーロの2ゴールなどでベレスが快勝。得失点差でナシオナル・モンテビデオ ( ウルグアイ ) を抜き、グループ4の首位に立った。

 試合は、開始2分にFWカストロマンのシュートでベレスが攻めたが、インテルナシオナウもDFミシェウ、FWフェルナンドンのシュートで対抗。序盤から見応えのある内容になった。均衡が破れたのは17分。MFエミリアーノ・パパのスルーパスに反応したFWマウロ・サラーテが反応してペナルティエリアに侵入すると、切り返してシュート。GKクレーメルが弾いたボールに右から詰めていたFWカストロマンがファーサイドに蹴り込み、ベレスが先制。これでベレスは勢いに乗ると、その4分後にはMFダミアン・エスクデーロがピッチ中央からドリブルで2人を抜いてゴール。早々と2点をリードした。

 後半に入るとインテルナシオナウも多少盛り返しすが、ピンチをしのいだベレスは81分にMFダミアン・エスクデーロが左サイドでボールを受けると、DFセアラーを抜いてシュート。ボールはカバーに入ったDFインジオの足をかすめてニアに決まった。世界王者は為す術なく、ベレスが勝利をおさめた。

 混戦の中で一歩抜け出すために負けられなかったホームでの試合。ベレス・サルスフィエールにとってはチーム、サポーターともに納得のいく結果を得た。スピード充分の2トップはしばしば相手を攪乱。そして10番のMFダミアン・エスクデーロは強引なドリブル突破で2点を決めた場面以外でも何度か見せ場をつくり、スタンドを盛り上げていた。昨年末のクラブW杯王者に快勝したベレス。グループ4でも首位に立った。次節ベイラ・ヒオで再びインテルナシオナウから勝ち点を取れば、グループリーグ突破の可能性も広がる。

 一方インテルナシオナウは、3トップで攻撃的に攻めるだけ攻めた。本来の力は出せていたが、最後のシュートが枠外に飛んだりGKセッサに阻まれるなど詰めの甘さを露呈。1点が遠く、ゲームの流れをつかめなかった。昨年いたFWハファエウ・ソービスやMFチンガ、DFジョルジ・ワグネールがいない今年は真価が問われるが、昨年ほどの力や勢いはまだ見られない。次節、ベイラ・ヒオでのベレス戦は正念場だ。

 写真右上; 世界王者インテルナシオナウを撃破。スタンドのサポーターに勝利を報告するベレスの選手たち。
 写真左下; 自慢のポストプレイもことごとく抑えられたFWフェルナンドン ( インテルナシオナウ / 左 ) 。


コッパ・リベルタドーレス 2007 グループ4 第3節 (14/03/2007)
ベレス・サルスフィエール 3-0 インテルナシオナウ
ガストン・セッサ GK クレーメル
マルセーロ・ブスタマンテ
マキシミリアーノ・ペジェグリーノ
エルナン・ペジェラーノ
マリオ・メンデス
DF インジオ
マイコン
ミシェウ
( ファビアン・バルガス )
イバン・モレーノ・イ・ファビアネッシ
マリアーノ・ウグレシッチ
エミリアーノ・パパ
( ガストン・モンテーロ )
ダミアン・エスクデーロ
MF エジーニョ
マイコン
マルティン・イダルゴ
セアラー
マウロ・サラーテ
( グスターボ・バルボリン )
ルーカス・マルティン・カストロマン
( ダリオ・オカンポ )
FW イアルレイ
( クリスチャン )
フェルナンドン
アドリアーノ
( アレシャンドレ・パト )
ルーカス・マルティン・カストロマン 17
ダミアン・エスクデーロ 21
ダミアン・エスクデーロ 81
ゴール
マリオ・メンデス イエロー
カード
セアラー
マイコン
エジーニョ
ウィウソン
リカルド・ラボルペ 監督 アベウ・ブラーガ
主審; カルロス・アマリージャ ( パラグアイ )
スタジアム; エスターディオ・ホセ・アマルフィターニ ( ブエノスアイレス )
ブログサイトマップ