Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 好調サントス、連勝スタート
グループ8 第2節 サントス 1-0 デフェンソール・スポルティン
コッパ・リベルタドーレスは、2月27〜3月1日に各地でグループリーグの試合が行われた。ブラジルはサンパウロ州サントスのビラ・ベウミーロで行われたグループ8の サントス×デフェンソール・スポルティン は、MFゼ・ホベルト ( 元ブラジル代表 ) のゴールを守りきったサントスが勝ち点3を獲得。予備戦を含めて4連勝とサントスは好調を維持している。 試合は、開始9分にFWフェルナンデスがDFアントーニオ・カルロスからボールを奪ってシュート。ボールは枠外に逸れたがデフェンソールが最初にチャンスをつくった。だが立ち上がりの時間を支配できなかったサントスも、30分を過ぎたあたりから反撃を開始。38分にはDFデニスのオーバーラップから最後はFWホドリーゴ・チウイがシュートに持ち込んで決定機を演出。サントスは41分にもDFクレーベルのクロスで相手ゴールに迫ったが、得点は奪えず。試合はスコアレスで前半を折り返した。 後半、サントスはその立ち上がりを突いて先制点をゲット。48分、中盤でインターセプトしたFWマルコス・アウレーリオがドリブルで攻め上がると、相手選手をひきつけて中央のMFゼ・ホベルトにパス。ゼ・ホベルトは寄せにきた選手をかわして得意の左足を振り抜いた。ボールはGKマルティン・シルバの左手をかすめてゴール右隅に吸い込まれた。デフェンソールもその後何度かチャンスはつくったが同点に追いつけず、結局ゼ・ホベルトのゴールが決勝点となり、サントスが勝ち点3を獲得した。 州選手権で首位のサントスは、その調子を持続してリベルタドーレスに臨むことができている。今のサントスを支えているのはMFゼ・ホベルトだ。随所にボールに絡んではチームの攻撃にリズムを生み出していた同選手は、自らのゴールでチームに勝ち点3をもたらした。ルシェンブルゴ監督も絶対的な信頼を寄せており、ゼ・ホベルトが調子を崩さない限り、サントスの勢いが失われることはなさそうだ。2試合を消化して勝ち点6は上々の成績。グループリーグ突破に向けて先は明るい。 写真; 48分に得意の左足でミドルシュートを決めたMFゼ・ホベルト ( サントス ) 。
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