Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 強豪同士の対決はエンパテ
グループ4 第2節 ベレス・サルスフィエール 1-1 ナシオナル・モンテビデオ
コッパ・リベルタドーレスは、2月27〜3月1日に各地でグループリーグの試合が行われた。のエスターディオ・ホセ・アマルフィターニで行われたグループ4の ベレス・サルスフィエール×ナシオナル・モンテビデオ は、。 試合は拮抗したが、ホームのベレスが先制。45分にMFダミアン・エスクデーロがミドルシュートをゴール左隅に決めてスタンドを湧かせた。ところが、ベレスの1点リードで折り返した後半、ナシオナル・モンテビデオは後半の立ち上がりに生まれた相手のスキを突いた。48分、DFエルナン・ペジェラーノがGKセッサに送ったバックパスをFWディエゴ・ベーラがインターセプト。無人のゴールに蹴り込み、ナシオナル・モンテビデオが同点に追いついた。ふがいない失点に焦ったベレスはその後必死に攻めたが2点目を奪うことができず、試合は 1-1 の引き分けで終了した。 ベレスは、ほぼベストに近いメンツを揃え本気で勝ちにいった。このグループで強敵がナシオナル・モンテビデオであることを承知していたからだ。だが、彼らの必死の努力は報われなかった。勝つべき試合で引き分けに甘んじた最たる要因は、DFペジェラーノのバックパスによる失点。そのときGKセッサへのバックパスでなく、安全第一でサイドにクリアしておけば失点は未然に防げていた。ベレスにとっては負けに等しい引き分けになった。 一方ナシオナルにとっては「儲けもの」とも言える引き分けで勝ち点1を手にした。カレーニョ監督は「無理に勝とうとは思わず引き分けでいいと思っていた」と述べたが、結果は彼の思惑通りになった。決定機も限られ、劣勢だったこの試合で負けなかったことで選手たちに自信がつけば、今後の戦い方次第でグループリーグ突破も見えてくる。その意味でもナシオナルにとっては貴重な勝ち点1であった。 2007年2月28日
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