Copa TOYOTA Libertadores 2007 〜コッパ・リベルタドーレス〜 本気になったサンパウロ、聖地モルンビーで完勝!
グループ2 第2節 サンパウロ 4-0 アリアンサ・リーマ
コッパ・リベルタドーレスは、2月27〜3月1日に各地でグループリーグの試合が行われた。サンパウロのモルンビーで行われたグループ2の サンパウロ×アリアンサ・リーマ は、DFアレックス・シウバの2ゴールなどでサンパウロが大勝をおさめた。 試合は、4分、12分とアリアンサ・リーマが右サイドからチャンスをつくり序盤から精力的に攻めた。サンパウロは冷静な守備でそれら序盤のピンチをしのぐと、13分に左コーナーキックから最後はDFアレックス・シウバが右足で押し込み先制。アリアンサ・リーマの選手たちはアレックス・シウバのオフサイドを主張したが、直前の競り合いで転んだアリアンサの選手が一人後方に残っていたため守備ラインを上げきれず、彼らの主張は受け入れられなかった。 その後は一進一退の激しい攻防が繰り広げられ、見応えのある締まった試合になったが互いに決めきれず、前半は 1-0 に留まった。 後半、サンパウロがようやく主導権を握る。まず57分にMFソウザのパスを受けたMFジョズエがペナルティエリアの右側を深くえぐって折り返す。これにフリーのFWレアンドロが右足で軽く合わせて2点目をゲットした。63分にもオフサイドをとられたが相手ゴールを揺らしたサンパウロは、78分にMFソウザのコーナーキックをDFアレックス・シウバが頭で合わせて 3-0 。さらに86分にはMFジュニオールの強烈なミドルシュートが決まってダメ押し。終わってみれば、堅実に点を重ねたサンパウロの完勝だった。 とかくホームのモルンビーでは強いサンパウロは、この試合も相手を圧倒して点を重ねていった。決まったゴールは4つだったが、オフサイドで取り消されたゴールも含めると6回はゴールネットを揺らせていた。セットプレイから2点を決めたDFアレックス・シウバの攻撃参加も評価に値するが、試合全体でみるとジョズエ、ソウザ、ウーゴら中盤の選手らの攻守に渡る貢献なくしてこの勝利を語ることはできない。本気になったサンパウロはやはり強い。 一方敗れたアリアンサ・リーマは、結果こそ惨敗だったが敵地での難しい試合も果敢に攻めてチャンスは幾度となくつくっていた。ボールを奪うと素早く攻め、しばしば相手の裏をとってGKホジェーリオ・セーニらを脅かしていた。2連敗でまだ勝ち点0とグループリーグ突破が厳しくなったが、次節で勝てれば状況は好転するはず。諦めずに戦ってほしいものである。
写真右上; 13分に先制ゴールを決めたDFアレックス・シウバ ( サンパウロ ) 。
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