Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜 主力を揃えたサントス。堅実に勝って首位独走態勢に。
第15節 サントス 2-1 ヒオ・クラーロ
サンパウロ州選手権は3月24〜25日に第15節が行われた。サンパウロのエスタジオ・パルケ・アンタルチカで行われた サントス×ヒオ・クラーロ は、FWマルコス・アウレーリオのゴールなどでサントスが制した。2位サンパウロの敗戦で、首位サントスは優勝に向けて一歩近づく大きな勝利を手にした。 ビラ・ベウミーロではなくパウメイラスのホーム、エスタジオ・パルケ・アンタルチカで行われた試合は、10分にMFホドリーゴ・タバタが味方のパスをトラップして身体を反転すると、前線にスルーパス。これに反応したFWマルコス・アウレーリオが左足でゴール左隅に沈めてサントスがあっさりと先制した。 ところがヒオ・クラーロは丁寧にボールをつなぐと右からのクロスにDFワグノンが頭で合わせて50分に同点に追いついた。追いつかれたサントスはその後前がかりに攻めると、59分に2点目をゲット。自陣でのセットプレイを素早くリスタートすると、MFゼ・ホベルト、MFアドリアーノとつないだボールを最後はFWホドリーゴ・チウイが右足でゴールに流し込んだ。以後試合は膠着し、サントスが逃げ切り勝ちをおさめた。 前節のサントスは、リベルタドーレスを踏まえて主力を温存したが、グループリーグの突破が決まって肩の荷がおりたこの日は惜しみなく主力級を揃えてきた。この試合では実に約半年ぶりに元ブラジル代表MFゼ・ホベルトと日系三世MFホドリーゴ・タバタの併用が実現。時折連携に難も見られたが、起用された選手たちは最低限の結果を残した。 2位サンパウロの敗北で勝ち点差を4と広げ、首位独走態勢に入りつつあるサントス。残り4節を無事に乗り越えられれば、2年ぶりの州選手権優勝が見えてくる。 写真; 10分に先制ゴールを決めて喜ぶFWマルコス・アウレーリオ ( サントス ) 。
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