Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜 引き続き首位を追撃。サンパウロ、点差以上の内容で勝ち点3。
第14節 サンパウロ 1-0 ポンチ・プレッタ
サンパウロ州選手権は3月17〜18日に第14節が行われた。サンパウロのモルンビーで行われた サンパウロ×ポンチ・プレッタ は、MFウーゴの決めた1点を守りきったサンパウロが勝利した。 試合は、序盤からサンパウロがゲームをコントロール。MFジャジウソン ( 元コンサドーレ札幌 ) やMFエルナーネスら中盤からの積極的なシュートで相手ゴールに迫った。そして迎えた25分、左サイドでボールを受けたMFジャジウソンがシュート性のクロスをゴール前に上げ、相手選手が跳ね返したボールを再び拾うと体を倒しながら中央にいたMFウーゴにパス。MFウーゴはシュートフェイントを一回入れて相手をかわすと、ペナルティエリアの左側をえぐり左足を振り抜いた。このシュートがファーサイドネットに突き刺さり、サンパウロが先制点をゲットした。 先制したことで精神的にも余裕の出たサンパウロは試合の主導権を握り、相手を圧倒。ポンチ・プレッタは為す術なく、サンパウロが試合を制した。 首位サントスに負けず劣らず好調を維持しているサンパウロは、ホームのモルンビーで安定した試合運びをし、ファンを不安がらせることなく90分を乗り切った。リベルタドーレスと並行する中でももったいぶらずに主力で試合に臨んだあたりに、州選手権にも真摯に取り組んでいることがわかる。ムリシ・ハマーリョ監督も試合後「点差以上に内容がよかった」と満足げだった。首位サントスとの勝ち点差は依然として1。優勝の望みは充分ある。 一方ポンチ・プレッタは、力不足を露呈してしまった。昨シーズンはかつてFC東京で活躍したFWトゥットを前線に据えながら勝てない日々を過ごし、全国選手権では2部に降格した。この州選手権では勝ち点20で9位と健闘してはいるが、さすがにこの日は相手が強かったか。全国選手権2部に弾みをつけるためにも、残り5試合は納得のいく結果を残したいところであろう。 写真; ゴールシーン以外でも積極的な攻撃参加で勝利に貢献したMFウーゴ ( サンパウロ ) 。
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