Campeonato Paulista 2007 〜サンパウロ州選手権〜 選手層は充実。サントス、逆転勝利で首位堅守。
第14節 イトゥアーノ 1-2 サントス
サンパウロ州選手権は3月17〜18日に第14節が行われた。イトゥアーノのエスタジオ・ノベーリ・ジュニオールで行われた イトゥアーノ×サントス は、MFジギーニョのゴールで先制したボタフォゴが逃げ切り、勝利をおさめた。 試合は、イトゥアーノが立ち上がりを突き、3分にはFWソラートのヘディングで最初の決定機をつくる。すると16分、MFペドロからボールを奪い取ったMFマルシオ・ゴイアーノがドリブルで持ち込んでシュート。これが決まってイトゥアーノが先制に成功した。 だが首位の座をよそのクラブに明け渡すわけにいかないサントスは39分、MFホドリーゴ・タバタのパスをDFカルリーニョスがゴールに沈めると、同点で迎えた61分にはFWマルコス・アウレーリオのゴールで逆転に成功した。イトゥアーノは善戦したが、逆転を許した直後にDFホジェーリオの退場で数的不利に陥って試合にならず。2-1 でサントスが勝利した。 首位をゆくサントスはこの試合、相手に攻め込まれて先制点を献上。立ち上がりにゲームを作れず、一時的に嫌な流れに苦しんだ。リベルタドーレスを考慮したルシェンブルゴ監督は、今季チームを支えているMFゼ・ホベルト、DFクレーベル、MFクレーベル・サンターナ、FWマルコス・アウレーリオら主力をこぞって温存。この日のサントスのスタメンは"2軍"に近い顔ぶれだった。 そんな中、攻撃面でひときわ輝いていたのは久々のスタメン出場となったMFホドリーゴ・タバタ ( 日系三世 ) 。パスで攻撃の起点となり、自らもしばしばゴール前に顔を出し、コンディションが万全であることを証明した。苦しみながらも勝って首位の座を守ったサントス。2位サンパウロが勝ち点差1で追いすがるこの状況で、残り5試合をどう乗り切るかが今後の焦点になる。
写真右上; 39分に先制ゴールを決めて笑顔のDFカルリーニョス ( サントス ) 。
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