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Campeonato Carioca 2007 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 ９９９… バスコ快勝もホマーリオは1,000ゴールならず。
後期リオ杯 第３節
バスコ・ダ・ガマ 3-0 フラメンゴ リオ・デ・ジャネイロ州選手権は3月24〜25日に後期リオ杯の第３節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた「クラシコ」 バスコ・ダ・ガマ×フラメンゴ は、バスコが 3-0 で快勝した。1,000ゴール達成に注目が集まったFWホマーリオ ( 元ブラジル代表 ) は１ゴールをマークしたが通算ゴール数は999に留まり、1,000ゴール達成とはならなかった。 FWホマーリオの大記録達成に注目が集まり、試合前から大勢の報道陣が殺到したこの試合は、序盤からバスコが攻め立てて何度もチャンスメイク。FWホマーリオも遠めからシュートを放って相手ゴールに迫った。劣勢のフラメンゴもフリーキックなどで徐々にリズムをつかみ、やがて試合は一進一退の攻防が展開された。 試合が動いたのは41分。右サイドを上がったDFワグネール・ジーニスのスルーパスにFWレアンドロ・アマラウが反応。右足を振り抜いてゴールネットの天井にシュートを突き刺し、バスコが先制した。 
バスコの１点リードで迎えた後半、畳みかけたバスコは48分にFWレアンドロ・アマラウとのワンツーでゴール前に飛びだしたMFアベージがシュートを決めて突き放した。焦りが見え始めたフラメンゴは反撃を試みるも思うような攻めができず、58分にはMFモライスを後ろから削ったDFレオナルド・モウラが一発レッドで退場。フラメンゴは数的不利に追い込まれた。対照的にバスコは流れるようなスムーズな攻撃で相手を翻弄。そして78分、右サイドに流れたMFヘナットのクロスにFWホマーリオが右足で合わせて 3-0 として勝負を決した。 1,000ゴール達成への思いをチーム全体で共有しているバスコ・ダ・ガマはこの日、その目的を果たすべく攻撃的な姿勢を最後まで貫いていた。とりわけ序盤はひたすらFWホマーリオにボールを集める場面が多く見られた。一見相手に読まれやすい単調な攻めと思われるが、ホマーリオに気をとられたフラメンゴの守備網にスペースが生まれ、そこを他の選手が突いてゴールに結びつけたのであった。 
ホマーリオ自身は90分間のフル出場。ミドルシュートも積極的に放つと、78分にようやく通算999点目のゴールをゲット。その後もゴールへの執念を見せたホマーリオは、86分には味方のスルーパスに反応してフリーで思いきりシュートを打ったが、このシュートはGKブルーノが右足一本でボールを弾き飛ばしたため、1,000ゴールの達成は叶わなかった。タイムアップの瞬間、バスカーノ ( バスコのサポーター ) はチームが快勝した喜びと同時に、大記録が達成されなかったことへの溜め息を漏らした。ホマーリオの1,000ゴール目は次節か？それとも…。一方前期グアナバーラ杯王者のフラメンゴは、立ち上がりの時間に相手に主導権を握られると後手を踏む試合運びを強いられてしまった。0-0 の時間帯にはゴールを予感させる攻めも見られたが、相手のペースに呑まれた後半は２トップがほとんど機能せず、MFヘナットやMFヘナット・アウグストら中盤の選手のゴール前への飛び出しばかりが目立っていた。一選手への注目と期待が集まる妙な空気の中で本来の力を発揮できなかったフラメンゴ。クラシコで敗れたダメージを引きずるようだと不安だ。
写真右上； 試合前、ピッチに現れたFWホマーリオ ( バスコ・ダ・ガマ ) に殺到する報道陣。
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