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Campeonato Carioca 2007 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

名門復活の証明。フラメンゴが前期優勝!
前期グアナバーラ杯 決勝 2nd.Leg
フラメンゴ 4-1 マドゥレイラ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権は3月7日に前期グアナバーラ杯の決勝 2nd.Leg が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた フラメンゴ×マドゥレイラ は、FWソウザの2ゴールで試合を優位に進めたフラメンゴが快勝した。この結果、2試合合計 4-2 としたフラメンゴが前期グアナバーラ杯の優勝に輝いた。

 試合はいきなり動く。開始2分に右サイドでフリーキックを得ると、FWソウザがGKエベルトンの手前でボールに合わせる。ソウザは相手の頭に当たったルーズボールに反応。GKエベルトンが寄せに来る寸前に頭でゴールに押し込み、フラメンゴが先制した。だが、その直後に同じくフリーキックを得たマドゥレイラは、すかさず同点に追いつく。MFジャイルの蹴ったボールがMFクライトンの胸に当たると、ゴール前でフリーになっていたDFレオナルド・フォルトゥナートの元へ。フォルトゥナートはこれを左足で力強く蹴ってゴールネットを揺らせた。
 だが勝利への執念で相手を上回ったフラメンゴは、その5分後に突き放す。右コーナーキックを得ると、FWソウザがMFヘナット・アウグストのクロスに頭で合わせて 2-1 。さらに13分にはMFヘナット・アウグストが強引な中央突破から3人を抜いてゴールを決めて 3-1 とリードを広げた。マドゥレイラも何度か決定機をつくったが詰めが甘く精彩を欠いていた。
 後半もフラメンゴが主導権を握り、人数を割いてぶ厚く攻めては何度もチャンスをつくった。均衡状態が続いたまま迎えた81分、後方から駆け上がったMFクライトンがペナルティエリアで倒されてPKを獲得したフラメンゴは、MFヘナットが冷静にゴールに沈めて4点目を奪った。このPKが決勝点となり、フラメンゴが優勝に輝いた。

 1st.Leg を 0-1 で落としていたフラメンゴについて、ジーコ元日本代表監督が「オビーナのいないフラメンゴの攻撃には力がない」と痛烈に批判。それを受けて決定力不足を危惧する声があちこちで聞かれた。しかし、この試合ではそんな周囲の喧噪を一蹴しうる攻撃力を見せつけた。なかでもFWソウザは2ゴールと大活躍で、オビーナの代役として仕事をまっとう。また、へナットやクライトンら他の選手たちも前節とは見違える動きでチームに活力をもたらした。納得のいく内容で前期の優勝を成し遂げたフラメンゴ。近年低迷していた名門が復活したととらえて間違いないだろう。

 写真右上; 序盤に得意のヘディングで2点を叩き出したFWソウザ ( フラメンゴ ) 。
 写真左; GKエベルトンが寄せる前にシュートを放ち、チームに3点目をもたらしたMFヘナット・アウグスト ( フラメンゴ / 中央 ) 。
 写真右下; 1st.Leg惜敗からの逆転優勝に湧くマラカナンのスタンド。フラメンギスタは発煙筒を炊いて狂喜乱舞。


リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2007 前期グアナバーラ杯 決勝 2nd.Leg (07/03/2007)
フラメンゴ 4-1 マドゥレイラ
ブルーノ GK エベルトン
レオナルド・モウラ
モイセス
イリネウ
フアン
DF クラウデミール
オジバン
レオナルド・フォルトゥナート
アマリウド
パウリーニョ
クライトン
( レアンドロ・サリーノ )
ヘナット
ヘナット・アウグスト
( ジュニーニョ・パウリスタ )
MF アンドレ・パウリーニョ
ジャイル
ネト
マイコン
( アラン )
ソウザ
ホニー
( レオナルド )
FW ファービオ・ジュニオール
( アスンソン )
ゼ・アウグスト
ソウザ 02
ソウザ 08
ヘナット・アウグスト 13
ヘナット 82
ゴール 03 レオナルド・フォルトゥナート
クライトン
ソウザ
イエロー
カード
マイコン
ジャイル
オジバン
ネイ・フランコ 監督 アウフレッド・サンパイオ
主審; マルセーロ・ジ・リーマ・エンリーキ
スタジアム; マラカナン ( リオ・デ・ジャネイロ )
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