Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 国内屈指の古豪を撃破! サン・ロレンソ、接戦を制して首位堅守。
後期 第7節 サン・ロレンソ 4-3 インデペンディエンテ
アルゼンチン1部リーグは、3月23〜25日に後期リーグの第7節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・ペドロ・ビデガインで行われた サン・ロレンソ×インデペンディエンテ は、サン・ロレンソがシーソーゲームを制して首位の座を守った。 試合は、一進一退の白熱した攻防が繰り広げられた。立ち上がりの時間を支配したのは首位のサン・ロレンソ。3分にDFアルバラードのフリーキックで相手ゴールを脅かすと、9分に速攻からFWアンドレス・シルベーラがゴールを決めて早々と先制した。しかしインデペンディエンテも17分にMFプシネーリが右コーナーキックに頭で合わせて同点とすると、41分にはFWヘルマン・デニスのゴールで逆転に成功。だが、現在好調のサン・ロレンソは前半ロスタイムにFWガストン・フェルナンデスのゴールで同点に追いつき前半を折り返した。 後半も攻め合う展開は続き、64分にはFWシルベーラのヘディングでサン・ロレンソが勝ち越し。しかしインデペンディエンテもその5分後にMFプシネーリが頭で合わせて 3-3 のイーブンに戻した。このシーソーゲームに結論を出したのはサン・ロレンソ。77分、右サイドで得たフリーキックを、ファーサイドに流れたMFサンティアーゴ・イルシーが頭で折り返すと、これに反応したDFホナタン・ボッティネッリが頭でゴールに押し込んで逆転。このゴールが決勝点となり、サン・ロレンソが勝利をおさめた。 もっか首位のサン・ロレンソには、勝利に対する貪欲な姿勢が前面に出ていて、リードを許しても常に冷静な戦い方ができていた。この日気を吐いたのは4試合連続ゴールのFWガストン・フェルナンデスではなく、相方のFWアンドレス・シルベーラ。持ち前の得点嗅覚で2点を決めただけでなく、随所で攻撃の起点になっていた。パレルモ健在のボカも然りだが、前線に頼もしい人材を有するチームは、やはり強い。 対するインデペンディエンテも、負けはしたが最後まで首位を苦しめた。この後期は下位に低迷。これ以上負けられないことを考慮すれば、前のめりに攻めて当然。この試合ではその姿勢がチームに3ゴールをもたらした。少しずつ調子を上げてはいる。だが、残念ながらこの日は相手が強かった。勝ち点7の14位とふるわない彼らが浮上のきっかけをつかむには、とにかく勝利しかない。 写真; この試合で2ゴールをマークしたFWアンドレス・シルベーラ ( サン・ロレンソ ) 。
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