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Primera Liga Argentina 2006/2007 Clausura 〜アルゼンチン１部リーグ〜 アルセナル首位陥落。ベルッキの決勝弾でリーベル辛勝。
後期 第５節 リーベル・プレート 2-1 アルセナル
アルゼンチン１部リーグは、3月9〜11日に後期リーグの第５節が行われた。ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×アルセナル は、後半ロスタイムにMFフェルナンド・ベルッキが決勝ゴールを決めてリーベルが接戦を制した。 試合は、リーベルが序盤からボールを支配。13分にMFフェルナンド・ベルッキのミドルシュートで決定機をつくると、22分に先制した。自陣でボールを奪ったMFポンシオからMFベルッキ、FWファリアスとつないだボールをDFパウロ・フェラーリが拾ってゴール左隅にシュートを突き刺してリーベルが均衡を破った。 だがこの時点で単独首位のアルセナルは数少ないチャンスをものにする。56分、自陣で奪ったボールをシンプルに前線につなぐと、左サイドでフリーになっていたMFエセキエル・ジャーマがドリブルで相手ゴールへ。寄せにきたDFトゥッシオをフェイントで抜き去ると、左足でゴール右隅に流し込みあっさりと同点に追いついた。数少ない決定機を確実に決めるあたりにアルセナルの自信が垣間見えた。 その後 1-1 のまま試合は膠着。勝利を狙うリーベルは何度も攻め込んだがアルセナルの堅い守備を崩しきれず90分が経過。このまま引き分けに終わるかに思われた。しかし、後半ロスタイムに劇的な展開が待っていた。91分、DFトゥッシオのロングスローからDFパウロ・フェラーリがピッチ中央へドリブル。ミドルシュートを警戒した相手が寄せにきたことで生まれた最終ラインの裏のスペースにMFベルッキが走り込むと、DFフェラーリは柔らかい浮き球のパスをベルッキに供給。MFベルッキは飛び出したGKクエンカの動きを冷静に見極めて右足でゴールマウスにボールを転がした。このベルッキのゴールで勝ち越したリーベルが、貴重な勝ち点３を獲得した。 リーベル・プレートは、試合内容だけなら完全に相手を圧倒。シュート数も 12対1 で、形はしっかりと作れていた。安定感のある相手の守備に焦る時間もあったが、最後まで諦めずに勝利をつかんだことで、これから乗っていけるか。一度は陥落した首位の座に再び立つ目標が明確になった意味でも、この日の勝利は大きいはずだ。 写真； 的確なポジショニングでルーズボールを拾ってゴール左隅にシュートを決めたDFパウロ・フェラーリ ( リーベル・プレート / 右 ) 。左はFWエルネスト・ファリアス。
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