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Campeonato Carioca 2007 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

ホマーリオは出場回避。引き分けたバスコ、グループ2位以内確定ならず。
後期リオ杯 第4節
バスコ・ダ・ガマ 0-0 アメリカーノ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権は3月28〜29日に後期リオ杯の第4節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われたバスコ・ダ・ガマ×アメリカーノ は、両者ともにチャンスをものにできず引き分けた。1,000ゴールにあと1点と迫っているホマーリオ ( 元ブラジル代表 ) は、この試合の出場を回避した。

 試合は、開始からバスコがボールを支配し、MFアベージを起点にショートパスで攻撃を組み立てていった。ところが、ブラジル代表候補でもあるMFモライスが30分に足首の痛みを訴えたため、ヘナット・ガウーショ監督はモライスに代えてMFダリオ・コンカを投入。だがこの交代もプラスには作用せず、ゴール前を固めるアメリカーノの牙城を打ち崩しきれなかった。
 後半は攻めあぐねるバスコに対してアメリカーノが何度かチャンスメイク。後半開始に投入されたFWググーが相手ゴールを脅かすと、64分にはFWパルダウがGKカッシオと1対1の場面を創造。GKカッシオの身を挺したセーブに阻まれたが、試合の流れは明らかにアメリカーノにあった。その後ゴールが生まれず、試合は 0-0 のまま終了した。

 バスコ・ダ・ガマがこの日試合を行ったのは、彼らのホームであるエスタジオ・サン・ジャヌアーリオ。ここ最近ゴール量産中のFWホマーリオは、出場していればこの試合で1,000ゴールを達成していたかもしれない。バスコのエウリコ・ミランダ会長も以前に「1,000ゴール達成はサン・ジャヌアーリオで祝いたい」と話していた。しかしホマーリオ自身はマラカナンで記録を達成することに固執したため、サン・ジャヌアーリオでの試合への出場を拒み、次節ボタフォゴとのクラシコにまわることにしたという。そのため、この試合にホマーリオの姿はなかった。
 ホマーリオだけがやたら騒がれすぎていたきらいもあってか、同選手不在のバスコには最近見せてきた勢いが見られず沈黙。モライスの負傷退場もあり、ゴールを予感させる攻撃も少なかった。1,000ゴール達成と同時に引退するかもしれない41歳のホマーリオが本当に引退したら、どうなるのか。長身のFWレアンドロ・アマラウ頼みではいささか物足りない。

 写真右上; 攻撃の主軸として奮起したMFモライス ( バスコ・ダ・ガマ ) は30分に負傷交代してしまった。
 写真左下; マラカナンでの記録達成にこだわり、この試合をスタンドで観戦したFWホマーリオ ( 左 ) は、バスカーノの少年にねだられてシャツにサイン。


リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2007 後期リオ杯 第4節 (29/03/2007)
バスコ・ダ・ガマ 0-0 アメリカーノ
カッシオ GK ジェフェルソン
ワグネール・ジーニス
( エルナーニ )
ジュリオ・サントス
ジョルジ・ルイス
サンドロ
DF アンデルソン
ファボン
ジウ
ファビーニョ
ホベルト・ロペス
アマラウ
( ヘナット )
アベージ
モライス
( ダリオ・コンカ )
MF インジオ
キム
( ジオーゴ )
ピロン
カルロス・エドゥアルド
( ググー )
アンドレ・ジーアス
レアンドロ・アマラウ
FW ニウベルト
パルダウ
ゴール
カッシオ
ヘナット
ダリオ・コンカ
イエロー
カード
アンデルソン
ファボン
ググー
ニウベルト
ヘナット・ガウーショ 監督 バウテル・フェレイラ
主審; マルセーロ・ベニート・パシェーコ
スタジアム; エスタジオ・サン・ジャヌアーリオ ( リオ・デ・ジャネイロ )
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